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内容説明
思わず脱力珠玉の一〇〇名言。思わず脱力心の蘇生間違いなし。
目次
1 そうだ、おいら三百年も税金払ったことねえや
2 けんかはよせ 腹がへるぞ
3 ラクこそ幸福と違う?
4 マジメに働く人間はばかですよ
5 死とは大地に食べられるもの
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
1922年鳥取県境港に生まれる。漫画家、妖怪研究家、冒険家。1943年に応召。復員後、紙芝居を描きはじめ、のちに貸本漫画に転じる。1965年「テレビくん」で第六回講談社児童漫画賞を受賞。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などで人気作家になる。1989年「昭和史」(全八巻)で第一三回講談社漫画賞を受賞。1991年、紫綬褒章受章。2003年3月8日、故郷鳥取県境港に『水木しげる記念館』オープン
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
62
妖怪名言集とあるが、ねずみ男のセリフやねずみ男に向けられたセリフが多い。無理している人を斜に見て、はいたセリフが人間社会を鋭く風刺する。鬼太郎は、このキャラクターがいるから面白いのだろう。鬼太郎も言っている「あんな男がいないと世の中おもしろくありませんからねぇ」。2018/12/24
八百
21
「努力は人を裏切る」「怠け者になりなさい」などの名言が神格化すらしている水木サン、しかし当のご本人はそんなことどこ吹く風であろうことか名言集というタイトルの本の冒頭でも「日頃思っていたことが偶然出たまでで、どうこうというものでない」とバッサリ斬り捨てるあたりは全く持って畏れ入る。やはりこの人は神、いや妖怪なのであろうな。で本書、妖怪名言集と言うよりどちらかと言うとねずみ男の人生哲学書のような風体、らくしてたのしむことしか考えないつまらん男の人生が如何に詰まっているかを感じ取れるのだ。ゆっくり暮らしましょう2016/04/30
Maiラピ
7
「けんかはよせ 腹がへるぞ」「俺ァ胃袋に忠実な男なんだ」ねずみ男って貸本時代からぶれてない。 「純真なバカ者ほどおそろしい者はない」「けいべつ?よく世の中を知らない少年のいうことばだ」「なるほど、死とは大地に食べられるわけか」ねずみ男・・・死生観やけっこう哲学的な言葉がいっぱいなのに、最後の一言は「すべての道は屁道に通じるよ ブーッ」無臭老人。。。。ってなんだよ!(笑 さすが水木さんなのだ。2010/10/19
かつどん
5
にじみ出る自己肯定感が好き。やはりねずみ男のファンです。 確かに漫画が白黒反転しているのが見づらかったですが、その他の装丁は好き。 病院の待合室にて。2015/04/07
ティ
4
これは素晴らしいです。 水木先生のこの感性大好きです。「幼稚園を独学で卒業したのよ。そうアルバイトしながらね……」という言葉が妙に気に入ってしまいました。なぜかしら。2010/12/25