内容説明
国籍のない、魔法の森の住人、コージズキン(鈴木康司さん)が、はじめてかいた絵入り物語は、ふりしきる雪の夜からはじまります。雪だるまと、雪のラッパ男につづいて、わたしたちもメリーといっしょに、雪の馬にまたがってでかけます。眠っているドラゴンや、雪の山や村をとびこえて、プレゼントンおじさんの住む村へ。深い、青い、雪の夜の中を―。
著者等紹介
スズキコージ[スズキコージ]
1948年2月28日静岡県浜北市生まれ。物心がついた頃から絵を描き始めて現在に至る。1987年に「エンソくんきしゃにのる」(福音館書店)で小学館絵画賞、1988年「ガラスめだまときんのつののやぎ」(福音館書店)&1989年「やまのディスコ」(架空社)で絵本にっぽん賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆるり
13
今日のように各地で初雪の降る、寒い寒い日に読むのがぴったりの、クリスマスプレゼントン! こんなクリスマスがあったらとても楽しいでしょうね。ドラゴンの鼻息フゴーッとか、サンタクロースたちが仕事を終えて、火山の温泉で汗を流すとか、なんか笑える〜〜。あー、私もクリスマスプレゼントにメリーのような、ガラス玉欲しいなーー( ◠‿◠ ) そしたら何をしようかな〜〜。2021/12/18
ステビア
13
雪の世界で繰り広げられる温かい冒険譚です。冬に読みたい。2015/04/27
いろ
12
スズキコージさんのXmas児童書があると知り,8歳男児とそれぞれ1人読み。大雪,不思議な出来事,歩く雪だるま達とメリーは,しろひげのプレゼントンおじさんとサンタクロースに会いに行く…というファンタジー。大冒険なんだけど,淡々と,しんとした雰囲気を持ったまま進む。人によってはそれが心地よく,あるいは退屈かも。息子は後者。母(私)は柔らかい気持ちになり,しっとりと読んだ。不思議感がスズキさんらしい。母(私)は,モノクロと交互に来るカラー挿絵が好き。モノクロもいいけど,やっぱりスズキさんの絵はカラーに惹かれる。2016/12/27
ばしちゃん
4
クリスマスのお話だけど、ちょっとした冒険もあって、主人公は女の子だけどきっと男の子も楽しめる♪スズキコージのこの絵だから不思議感が付け足されるのかも!2016/09/25
mntmt
4
絵もお話もシュールだけど、夢がある。まるで、スノードームの中に入ってしまったような...。スズキコージマジック?2014/12/07