出版社内容情報
シンデレラ、白雪姫、ラプンツェル、眠り姫。憧れの王子4人の物語。ダメ王子4人は“プリンス同盟"を結成し、姫と仲間と国のために、魔女との戦いに挑む。笑いと涙の後日譚、全く新しい物語が誕生!
内容説明
舞踏会で運命の出会いを果たしたエラ(シンデレラ)と、プリンス・チャーミングことフレデリック王子。しかし、ひ弱すぎるフレデリックとの日々に飽きたエラは城を飛び出す。泣く泣くエラを追うフレデリックをはじめ、様々な事情(あるいは失敗)から国を出た4人の王子。4人の王子が“真の英雄”になるための戦いが幕を開ける!
著者等紹介
ヒーリー,クリストファー[ヒーリー,クリストファー] [Healy,Christopher]
ニューヨーク生まれ。広告のコピーライター、児童向けの本やゲームのレビュワー、俳優など様々な仕事を経験した後、2012年に『The Hero’s Guide to Saving Your Kingdom』を発表。現在、ニュージャージー州に妻、二人の子供と住む
石飛千尋[イシトビチヒロ]
1973年島根県生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。翻訳のほか、旅行、ライフスタイルなどのライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
48
オーロラ姫のお相手はテジレ王子、シンデレラのお相手はフォルチュネ王子。でも、実際に王子さまって何をしてるのかしら?キスをしたりワルツを踊ったり、王子様こそ受け身の存在じゃない!そんなモヤモヤを打破する一冊。でも、王子様達が皆へっぽこなので更にもやもやしてしまいますがそこはご愛敬です。駄目なりに難ありなりに、一生懸命頑で、そして優しんです。温かい目で見守ってあげてください。シンデレラのエラやライラ等、女の子達の方がやり手なのは現代の性、もう仕方ない。個人的にはトロールさんが可愛らしすぎました。トロールさん。2017/08/05
oldman獺祭魚翁
41
訳者のあとがきじゃないけど、初めはよく有る後日談かパロディーかなぁと思って読み始めましたが…イヤハヤ予想以上の面白さです。肩書きはチャーミングでも現実はダメダメな王子様達。敵役はこれまたお伽噺では欠くことのできないキャラだけどこれまた名前が知られていない「悪い魔女」。誰だって有名になりたいもんですよね。お伽噺には欠かせないドラゴン・ドワーフ・巨人・トロールそして山賊王もちゃんと出てきます。これ、まだ続きが有るそうですが翻訳出ないかなぁ?2017/07/17
タカラ~ム
34
みなさんは、「シンデレラ」や「ラプンツェル」や「眠り姫」や「白雪姫」に登場する王子様たちの名前をご存知だろうか?彼らがどんな風に育てられて、どんな性格の人間なのかご存知だろうか?おとぎ話の重要な登場人物なのに、彼らの扱いはぞんざいだ。そんな彼らを主役据えたのが本書で、もう全編通じて王子たちの悪戦苦闘ぶりがドタバタ喜劇のように描かれる。いやぁ、ファンタジーの世界でも王子(おとこ)はつらいよ!ってことですよね。2017/06/23
はるき
32
童話の王子様へ贈るオマージュ。お姫様像は昨今多様化を極め個性も様々に描写されるが、王子さまってまだまだステレオタイプが多い。そんな彼らが成長していく様を描くんだが何ともどんくさくてつい笑ってしまう。でも、自分の弱点を知ってその上で努力する姿は素敵だと思う。伊達にチャーミングと称されていませんね。魅力的なお話。2016/08/24
わゆ
21
シンデレラ、ラプンツェル、眠り姫、白雪姫、有名なお姫様のパートナーの王子様たちの冒険談。とはいえ大活躍とはなかなかいかないドタバタ楽しい物語でした。「ぼくは友達と一緒にいる!」ダンカンの言葉にジーンとしました。2016/08/13