内容説明
夫婦ふたり、子供ふたりと犬いっぴき。どこにでもいそうな、ある家族の日常。何気ないけれどうれしくて、楽しくて、美しい。そんな瞬間を父親のカメラは写し出す。『日本ブログ大賞2006』写真大賞受賞。1日3万アクセスの大人気ブログが写真集になりました。
著者等紹介
森友治[モリユウジ]
1973年福岡生まれ福岡育ち。北里大学獣医畜産学部畜産学課卒。専攻は豚の行動学。写真とグラフィックデザインを生業にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
お気に入りさんの感想を拝見して手に取りました。ほっこりするご家族で、犬のワクチンの表情も愛しい。日常、しかも自宅内でも、これだけのドラマを感じられるのが驚きでした。我が家に子供はいないので、思わず飼い猫との日常を撮ろうかと思ったりしました。写真に添えられた文章も心地よい。ヨメさんの大らかさがいいですね。ささやかな意地悪っぽい(おちょっかい)に、ウフフ笑いが止まりません。仲良し家族を拝見しているのは楽しいな。2018/02/12
tomo*tin
34
私は、幸せとか愛情とか優しさって目に見えないものだと思っていた。言葉だけが独り歩きしている個々のイメージにすぎないと思っていて、そんな曖昧なものに形があるわけはない、というか、存在自体が疑わしいとさえ思っていた。でも、今日でその考えを改めねばならない。ここにはその目に見えない形の無い曖昧なものがちゃんと映っていて、切り取られた一瞬にそれらが凝縮されているのだ。結婚願望も出産願望も皆無な私ですら胸にきた。家族っていいね。尊いね。なんだか笑いながら泣いてしまった。2009/06/28
Roy
33
★★★★★ なんかほろりと来た。子供達と奥さんが笑っていて、それを見守る犬も一緒に写っている写真が特に。技術も勿論あると思うのだけど、そんなのじゃなくて、普遍的であり断続的などうってこと無い日常に光を当てるとかでもなくって、生きているって事がそのもの光なんだよって言われているよう。でもお父さんは大病をしたから、断続的な日常がいつか途切れるって事を視野に入れた結果の、光なのかなとも思う。全然知らない人たちだけれども、幸せを願わずにはいられない、そして長く一緒にいられるといいなと思う。思春期に入るまでね2009/06/28
みーなんきー
30
1999年からネットで写真を上げ始め、人気になり書籍化されたそう、ですが、私は今になって初めてこの作品を知りました。スッキリとした家に質の良さそうな家具と、家族、と犬たち。ありきたりでなく、そうかと言って家族を茶化すのでない写真が魅力的。写真も上手い。2015/11/10
ふろんた
19
子どもがやらかしてる写真はヨメに「写真なんか撮ってる場合じゃないでしょ」と怒られながら撮影してるに違いない。 2017/07/17