内容説明
見知らぬ異郷で、生まれてくるわが子と…。最後の幸せにエイラはすべてをかける!世界3,500万のエイラファンが待ち望んだ、感動の第五部!本邦初訳。
著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る
白石朗[シライシロウ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
60
二頭の馬ウィニーとレーサー、狼のウルフと共に、11巻目にして辿り着いたジョンダラーの故郷。かつてエイラが育ったネアンデルタール人・ブルンの一族は30人にも満たない人数。ゼランドニー族ジョンダラーの育った<九の洞>は、その洞だけで200人を超える大集落。5年の歳月を経て戻ったジョンダラーを、歓喜を持って迎える洞長の兄・母・妹・洞の仲間たち。ジョンダラーのつれあいとなる女として紹介されたエイラに、当初は奇異の目を向けていた人々も、エイラを知るにつれ好意を持つ。しかし、かつてジョンダラーのつれあいになると→2014/12/15
punyupunyu
10
一年に渡る旅路の末、欠けることなく皆でゼランドニー族九の洞に帰り着いた。恵まれたその地に住む人は200人を数え、周りにも多数の洞がある。一度にそんなたくさんの人を目にしたことがないエイラの気疲れが察せられます。持ち前の芯の強さと真摯な姿勢は容姿以上に魅力的で、自然と周囲の人々に受け入れられてゆく。おなかの子供も順調に育っている様子。夏の集いを迎え、無事、ジョンダラーと連れ合いになり、元気な子供を生む、次巻はそんな平和な展開だとよいですね。2014/12/31
詩歌
3
嫌がらせでプレゼントされた、少年の冬服を愛用するエイラ。実用的なら流行するといいな。2014/04/07
エイサノオト
3
大きな岩屋はロージュリー=オート洞窟を参考にしているとのこと、検索してみました。なるほど大きな岩屋だ。2013/11/13
尾原道場
3
堂々と着こなすエイラの姿に感動。2013/08/16