内容説明
太古の神々は、エイラの愛をどこまで試そうとするのか!過酷な旅、自然の脅威、そして残酷な一族に囚われてしまった、最愛のジョンダラー…始原のヨーロッパに人類の足跡をたずねた壮大な物語。
著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山県生まれ。法政大学大学院博士課程修了。法政大学教授
小林みき[コバヤシミキ]
大阪府生まれ。英米文学翻訳家。東京女子大学卒業。慶応義塾大学大学院修士課程修了。米国ボストンにあるシモンズ・カレッジ大学院修士課程修了
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
58
守護聖獣ケーブ・ライオンの霊の力添えを祈り、ロシャリオの折れた腕を正常に接ぎ直すエイラ。物語の流れから失敗は有りえないが、原始的な荒療治はかなり現実味のある描写。息子を平頭(氏族)に殺され、憎んでいた族長のドランドまでがエイラとジョンダラーに、シャラムドイ族の一族に加わって欲しいと願う。それでもジョンダラーの募る故郷への想いは、愛しき人々との別れ・旅の再開を急がせる。再び旅の空の下、ジョンダラーにとっては懐かしいハドゥマイ族のジェレンと野営地で再会。二人が向かう北への方向を示し、身振りで危険を警告する→2014/12/11
punyupunyu
8
旅急ぐジョンダラーが何となく狭量に思える旅路。自然の驚異は現代からは想像もつかないもののようです。平原を旅し北辺に近づいた二人。ス・アームナイ族は変質な女長・アッタロアに支配された女優位の簇。つれあいは旧人の血を1/4引いていた。幼児虐待によりゆがんだアッタロアに対する二人は、簇を開放しアッタロアの心を解きほぐすことができるのか。先の展開が楽しみです。大自然の驚異、新人類と旧人類が交錯する時代に起こったドラマが魅力的です。2014/12/23
もくたつ(目標達成)
3
4。少しファンタジー色が強くなってきたが、緊迫感のある話が続き楽しめた。エイラとジョンダラーは無事にス・アームナイ族の男性達を助けられるのか。続きが楽しみ。2022/08/27
エイサノオト
3
エイラのつくる料理を食べてみたいなあ。2013/10/25
しのさん
3
エイラ一行は女長を長とし、男を退けようとする一族に遭遇してしまう。ジョンダラーは彼女らに拉致され監禁されてしまう。 エイラの機智あふれる行動によって救出されるが、村全体を救うことができるのか…。2013/04/11