感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
midorikawa-e
2
長編だが、筆致は安定している。エピソード配分も申し分ないと思う。また、サイエンスティックな部分も説明ぽくなくストーリー進行を補っている。ややフェミ臭はあるものの、個性的な少女エイラ(ネアンデルタールの集団内ではクロマニヨンは個性的足らざるを得ない)の苦闘する様も感情移入できる。純文学を読むときのような手応えはないが、エンタメとして優れている。なぜだか、『ウォーターシップダウンのうさぎたち』(リチャード・アダムス)を思い出す。2012/02/15
もくたつ(目標達成)
1
5。ブラウドはエイラに非情な振る舞いをする。それを理解してくれる優しい族長とまじない師がいなかったら、エイラは生き延びられなかっただろう。結婚や死でエイラの家族が変わっていく。この先エイラは自分の種族を見つけられるのか。続きが楽しみ。2022/02/04
T-top
1
エイラが遭遇する数々の試練にめまいがする。あまりのスケールの大きさに圧倒される。しかし作者は薬草や生物学のほか、相当文化人類学や考古学を勉強してらっしやる!アイヌのイヨマンテの儀式まで登場したのにはびっくりした!2017/09/05
あーちゃん☆
1
最後の方読んでて止まらない。エイラはどうなるんだろう。2014/10/13
しのさん
1
ネアンデルタール人の発達の終わりと、クロマニヨン人の違いが徐々に明らかになっていく。古い人類に溶け込めない主人公エイラの苦悩と新たな旅立ちが語られる。2013/03/28