99才まで生きたあかんぼう

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834250886
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

笑顔の両親のもとに、泣いて生まれてきたあかんぼう。いじめを知り、人を欺くことを覚えてしまったあかんぼう。泣き、喜び、悩み、ひたむきに生きることを学んだあかんぼう。幸福に気づき、成功を収め、人生に翻弄され、挫折を知ったあかんぼう。99才まで生き、笑いながらわたしのところへやってくるあかんぼうの、人生劇場。

著者等紹介

辻仁成[ツジヒトナリ]
1959年東京生まれ。1989年『ピアニシモ』ですばる文学賞を受賞し、デビューする。1997年『海峡の光』で第116回芥川賞を受賞。1999年『白仏』のフランス語翻訳本『ル・ブッダ・ブラン』で仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人としてはじめて受賞。文学をはじめとして、音楽、映画など様々な分野で日々自分を表現し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まみか(再登録)

10
『笑う門には福来る』99年って、深いですね。ふと手に取った本でしたが、またもや深く考えさせられました。そして、もう奥さまを亡くされてからの主人公には涙々の連続。パートナーを見送ること。そのあとも生きて行くこと。ああ、言葉にいまはまだできません。2018/05/16

HIROKO

5
絵本のような小説でした。1年を1ページに綴った99年の生涯。自分に足りないものを見つけ、人よりちょっと長く努力をして、夢を見て、叶え、また夢を見る。そうして最後は微笑みながら逝く。人間にとっての一番の財産「思い出」をいっぱい抱えて。心が温かくなりました。出会えて良かった、そんな素敵な小説です☆2012/10/20

misalyn

4
心が温かくなる本です 途中何度か泣きそうになりました この「あかんぼう」の生き方、私にも少しは真似ができるかな…2012/05/26

m

3
ある料理人の人生を一歳ごとに神様が綴る。伊坂さんの「あるキング」と構成が似ている。人間は生まれてからいくつになってもあかんぼう。誠実であるということは、言うのは簡単だが実行するのは本当に難しい。自分は何を軸に、どんな生き方をするべきか考えさせられる。久しぶりに質の良い読書が出来た。お気に入りに追加。2013/12/22

こなつ

2
あるコックさんの一生が、見開き2ページに一年ずつ神様目線で描かれています。自分の年齢がどんな内容になっているか、やはり気になりました(笑)だから、最初に読むのがおすすめらしいです。神様から見れば、99才もあかんぼうなのでしょうね。最後のページに感動しました。2016/08/09

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