怒りのブレイクスルー―常識に背を向けたとき「青い光」が見えてきた

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834250527
  • NDC分類 507.6
  • Cコード C0095

内容説明

もっと怒れ。もっとキレろ。そうすれば、きっと何かが見えてくる。変わってくる!ノーベル賞に最も近い男、仕事が出来る男と世界が認める中村修二が、はじめて怒りを込めて心情を吐露した。

目次

第1章 モノ作り時代(実現できなかった青色LED;大学院を卒業した受けた京セラ ほか)
第2章 青色へ(ヤケクソになって出た結論;研究者の夢「青色LED」 ほか)
第3章 疑問と決断(製品化までの紆余曲折;スレイブ中村 ほか)
第4章 アメリカン・ドリーム(新居を決める;日本の教育制度の問題は明白だ ほか)

著者等紹介

中村修二[ナカムラシュウジ]
1954年愛媛県生まれ。徳島大学工学部電子工学科卒業後、同大学院で修士号を取得。大学院1年で裕子夫人と結婚。三女の父。79年、徳島県阿南市にある日亜化学工業株式会社へ入社。日亜化学工業は蛍光灯などに使われる蛍光体の専門メーカー。開発課へ配属され、半導体の研究開発を開始。93年12月に、20世紀中には不可能といわれていた高輝度青色発光LEDの世界初の実用製品化に成功。94年、徳島大学大学院博士号取得。95年青色半導体レーザの室温発光に成功。96年仁科記念賞、97年大河内記念賞、2000年本田賞、01年朝日賞など国内外で多くの科学賞を受賞している。99年日亜化学工業を退社。2000年2月より米国のカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、工学博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

7
中村先生の半生が書かれてあります。印象的なのは、外からみた日本の考え方がとても閉鎖的であるということ。怒りのブレイクスルーという意味もわかります。研究熱心と思いきや、とても家族思いでもある。熱くて優しい研究者だと思いました。2013/11/23

タカラ~ム

3
祝・ノーベル賞受賞!ということで約10年ぶりくらいに再読。本書は中村教授がいかに日本の教育制度や企業風土その他の閉鎖的なところに怒っていて、それに比べるとアメリカはなんて自由なんだ、みんな日本にいないでアメリカに出ていこうよ、という内容なので、賛否については両論あるだろうね。日本がいいか外国がいいかは最終的には本人の判断だし、中村教授はアメリカが性に合ったのだから、それはそれで正しい決断だったんでしょうね。2014/10/14

Chihiro Hamada

2
たくさん苦労されてる反面,やりたいことを貫き通す人なんだなと思った。ブレークスルーを幾度と無く達成する道程。ワクワクしながら読めました。研究熱心なのに,家族思いなところが,なんとも温かい。お金の面では相当な損をしているなぁとヒシヒシ伝わってくる。仕事の仕方はホリエモンと似たような感じを受けた。2014/12/04

天々

1
孤独と集中、たったひとりで研究することの重要性をわずかではあるが理解できた。NIMSでの研究で孤独を感じることがあったら、また読み返したい。2016/01/24

えこーづ

1
祝ノーベル賞。学生の時に読んで怒れる中村修二に夢中になった(笑

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