内容説明
愛が信じられなくなったら、読んで下さい。極限のなかで、命かけ守りぬいた母と子のきずな、やるせないほど哀しくて美しい結末。村山由佳があなたに贈る永遠のラブ・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
61
二年生に読み聞かせ。３日連続で終わる予定。初めて卵をうんだ若いお母さん恐竜とそれを必死で守ろうとするお父さん恐竜。ある日食べ物を探しに出たまま帰らないお父さん恐竜を心配したお母さん恐竜が泉のほとりで見つけたのはお父さん恐竜の骨。悲しみに包まれて帰った巣には赤ちゃんたちの姿はなかった。いっそ死んでしまいたい……そう思うお母さん恐竜が見つけた一つの卵。それはお父さんを殺したティラノザウルスの卵だった。子を思う母、母を思う子。愛情とはこんなに深く悲しく逞しく強いものなのだと感じられる一冊。聴く生徒も真剣。2014/04/28
ひみこ@絵本とwankoが大好き♪
27
5歳児への読み聞かせ「先生、この本を初めて読んでもらったとき○○ちゃん、泣かはったんやで～」そうなん!?涙もろい私が最後までしっかり読めるかな…結果…頑張ったけど最後は言葉に詰まりながら読み終えました。でも、誰も私の顔をのぞき込もうとはしなかったので、子どもたちもうるっときてたのかも…園の本だけど自分のために購入したいと思いました。2015/11/15
小夜風
24
【所蔵】ティラノサウルスシリーズの｢あなたをずっとずっとあいしてる｣と似たような話。この本は発売当時、村山由佳さんが絵本を！と話題になっていて購入しました。｢母さんが死んだら、母さんの体を食べてほしいの｣という言葉に絶句。これ絵本だよ？どうすんの？と、かなりハラハラしながら読みました。かなりヘビーな絵本です。2014/03/16
takaC
20
千葉市科学館のプラネタリウムのおまけプログラムで見たら、お母さんがはぐれティラノ達に食べられていなかったので、記憶間違いかと本で確認してしまった。記憶は確かだった。子供向けにマイルドに映像化したのね。2011/08/15
ツキノ
19
1999年9月発行。図書館の利用者さん返却本。村山由佳×広瀬弦。絵が素晴らしい。村山由佳さんにこんな作品があるとは。種を超えた愛情と恐竜の絶滅。(E141-561）2021/05/03
