出版社内容情報
キャベツの葉の裏にふしぎな形のものがくっついている。アリがつつくと「ぴょこり」と動く。次の朝、中からチョウが出てきた。キャベツの葉っぱの裏がわに、ふしぎな形をしたものがくっついています。アリがちょんちょんとつつくと「ぴょこり」、カメムシがとんとんとたたいても「ぴょこり」と動きます。どうやら生きているようです。雨が降りはじめると虫たちはあわてて逃げていきますが、ぴょこりは葉っぱにはりついたまま、ぴくりともしません。雨がやみ、朝がくると、ぴょこりの背中がぴりっと裂けて何かが出てきました。それは、1匹のチョウでした。
甲斐信枝[カイノブエ]
1930年、広島県生まれ。故清水良雄氏(光風会会員、童話雑誌「赤い鳥」の画家)に師事。おもな絵本に『雑草のくらし―あき地の五年間』『こがねぐも』『たけ』『ひがんばな』『ふきのとう』『きゃべつばたけのいちにち』『のえんどうと100にんのこどもたち』『ちょうちょ はやく こないかな』『のげしと おひさま』『きゃべつばたけの ぴょこり』『稲と日本人』(以上、福音館書店)、『たんぽぽ』(金の星社)など。京都市在住。
内容説明
キャベツの葉っぱの裏がわにくっついた、ふしぎな生きもの「ぴょこり」の大変身。
著者等紹介
甲斐信枝[カイノブエ]
1930年、広島県に生まれる。故清水良雄氏(光風会会員、童話雑誌“赤い鳥”の画家)に師事。京都市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
28
きゃべつばたけの中のぴょこり。息子は「これはちょうちょになるやつだね!」と嬉しそうに言っていました。2021/05/21
ツキノ
20
【ぴょこりとは?甲斐信枝さんの絵の安定した素晴らしさ】2003年5月ちいさなかがくのとも、2017年5月幼児絵本ふしぎなたねシリーズ発行。きゃべつばたけのぴょこりとはさなぎのこと。文章は「観察者」の目。孵化というとなんとなくせみがクローズアップされている印象だけれど、蝶も同様。本選びの会最終回でメンバーが紹介していてすぐさま図書館に予約して読んだ。【61】2022/03/17
ナヲ
19
春に読みたい本。モンシロチョウのことがよくわかり、応援したくなる。2017/12/26
おくらさん
12
私たちの生きている世界は、 見えていない世界でもある。 なんて淡く、力強いのだろう。 透きとおる風の匂いも感じられるのは何故だろう。2020/11/26
雨巫女。@新潮部
11
《本屋》きゃべつばたけには、いろんな生き物いるね。ぴょこりの正体にはびっくり。2017/05/23