内容説明
「つらら、つらら、つららさん、春はちかいかどうか、おしえてよ」。女の子が窓の外のつららにたずねると、つららのしずくが答えます。「ぽーっとん ぽーっとん ちーかい ちーかい」。でも、まだ外では冷たい風が吹いています。そしてある日、女の子がつららにたずねると、つららさんの答えは、「ぽっとととととと とまらない。そこ そこ そこ 春はすぐそこに きているよ」。春に向かう明るく力強い陽射しをうけて、きらきらと輝くつららとしずくが、春の訪れを告げます。透明感のあるつららとしずく、そして、冬から春へ季節のうつろいのなかで変化する北国の情景。
著者等紹介
小野寺悦子[オノデラエツコ]
1942年、岩手県に生まれる。放送会社勤務後、創作へ。岩手県在住
藤枝つう[フジエダツウ]
1949年、大阪府に生まれる。武蔵野美術大学で油絵を専攻。奈良県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千穂
33
つららから落ちる雫の音で春の訪れを感じる。立春過ぎた頃の読み聞かせ低学年にどうかな?2018/01/17
たーちゃん
20
なかなか雪国に行かないとつららを実際に見ることってないですよね。もちろん息子もまだ実物を見たことはないですが、ちょうどテレビでつららを見て「つららって何?」と言っていたので読めて良かったです。2021/02/04
くぅ
20
おばあちゃんのおうちで見てきた景色に喜ぶ息子。東京ではつららは見ないけど、りんごの山の上でつららも見てきたよね。少しずつ春になる音、お母さんも好きです。(2歳8ヶ月)2020/01/10
mntmt
20
窓の外につららが見えることに驚いちゃった。2016/12/04
みっくす
20
つらら好きの息子にぴったりかと思い借りてきましたが、あっという間に終わっちゃうと不評でした^^; この時期にはぴったりかな。つららの変化が春の訪れを教えてくれます。2016/03/04