内容説明
「ぼくは、ありのフェルダです。なんでも屋です。家もたてるし、修理もするし、配達もします。ご注文があればなんでもします」チェコで、70年以上にわたって愛されている国民的人気者が、ついに日本にやってきた。
著者等紹介
セコラ,オンドジェイ[セコラ,オンドジェイ][Sekora,Ondrej]
1899年、チェコのブルノ近郊クラーロヴォ・ポレ生まれ。ブルノ・マサリク大学で法学を学ぶ。1921年からチャペック兄弟は同様「リドヴェー・ノヴィニ」新聞のスポーツ欄編集記者、挿絵画家として働きはじめる。そのかたわら、ラグビーのトレーナーや審判、ボクシング試合の運営、ラジオのレポーターをこなすなど、多方面で活躍した。1967年没
関沢明子[セキザワアキコ]
1942年、兵庫県生まれ。大阪市立大学家政学部児童学科卒。出版社勤務をへて、中欧・東欧の子どもの本に興味をもち、1984年から86年プラハに在住。それ以来、絵本や人形劇の翻訳、原画展の企画など、チェコやスロヴァキアの子どもの本や文化を紹介する仕事をしている。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
62
児童書。小学校2年国語の教科書で紹介されていたため購入。チェコで人気のキャラクター1932年の子供向け新聞連載▽陽気で明るく親切、そのうえ器用で仕事も早いフェルダはお調子者。見知らぬ土地にやってきたフェルダは何でも屋を始める。てんとう虫のベルシカの気を引こうとバッタを調教して馬車を作るが、ベルシカは冷たい。木食い虫のピトリークは映画好き。個性的な虫たちが面白い。▽絵が古めだけど、しっかり読める。ベルシカは嫌な奴。2020/05/22
ねむねむあくび♪
49
図書館の児童書♪チェコで長年愛されている「ありのフェルダ」アニメーションをそのまま活字で読むような作品♪愉快痛快なフェルダはフエリックス君にも似ているな~(笑)固い話は無く、チェコの子供たちがただ純粋に楽しんだ結果、国民的人気になったのだろうな♪2013/08/05
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
1930年代に生まれたチェコの人気シリーズの本だそう。ありのフェルダが、まわりの虫たちと繰り広げる物語。「ぼくはありのフェルダです。なんでも屋です。家も建てるし、修理もするし、配達もします。ご注文があればなんでもします」フェルダの生き方が理想だなぁ~。痛快、ユーモアに溢れ楽しめました。2022/04/20
chiaki
38
チェコ人のキャラ好きも相当なものだそうで、その国民的チェコキャラのひとつ、ありのフェルダのおはなし。スピーディーに仕事をこなし、陽気で人気者のフェルダをはじめ、恥ずかしがり屋のカメムシのおかみさん、気立てのいい蚊のおばさんなどなど、キャラ設定がとても楽しい♪かたつむりの頑固じいさんをからかって馬車を引かせるのがもうどうしようもなくひどくて可笑しい!笑 てんとう虫のベルシカ、ヤな女ね〰。最後最高に笑えます♡この世界にどっぷり入ってるせいか「やーいやーい」と囃してる私が見えます。笑 絵も可愛くてたまらない!2021/02/28
うー(また遅れ気味です🙇)
17
いたずらもするけど陽気で親切、仕事も早いアリのフェルダ。かめ虫の子ども達のために作った遊園地は楽しそう!「冤罪か!?」とハラハラしたけど無事で良かった。フェルダ、女の子をみる目は無いみたいだ。2020/08/22