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日本傑作絵本シリーズ
トーキナ・ト―ふくろうのかみのいもうとのおはなし アイヌの神話

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26X27cm
  • 商品コード 9784834023480
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

内容説明

アイヌの守り神、巨大なシマフクロウの不思議な神話。

著者等紹介

津島佑子[ツシマユウコ]
1947年、東京に生まれる。父親は太宰治。野間文芸賞、谷崎潤一郎賞、川端康成文学賞、読売文学賞、泉鏡花文学賞、伊藤整文学賞、女流文学賞、大佛次郎賞など受賞多数

宇梶静江[ウカジシズエ]
1933年、北海道浦河郡に生まれる。アイヌの詩人、布絵作家、民族解放の運動家でもある。東京ウタリ会の創設にかかわる。20代で上京。働きながら苦学。長男は俳優の宇梶剛士。1972年、「朝日新聞」の投書欄に「ウタリ(同胞)よ、手をつなごう」と呼びかける。これが反響を呼び、関東圏のアイヌ復権運動の草分けとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

62
こちらも宇梶剛士さんのお母様の作品。トーキナ・トの意味は分からないらしいが音韻が美しく、物語の始まりにはこのトーキナ・トが必ず書かれていた。リズムを取って物語を盛り上げている。素晴らしい愛の物語だった。2023/09/28

ゆうゆうpanda

30
アイヌらしい刺繍で描かれた絵本。人間の生活と関わりのある自然界のすべてに神々の存在を感じるというアイヌの信仰。主人公はシマフクロウの神の妹。大人しく刺繍をしているところを悪い魔物に拐われ、魔物の世界を連れ回される。助けたのはアイヌラックル。半分人間の若い英雄…これってオキクルミのこと?人間界で暮らす人間臭い神様の愛称で、ハーフではないはず…兄であるシマフクロウの神の立合の下に二人は結婚。いつまでも若いまま幸せに暮らしましたとさ。生まれてくるのは鳥と神様のハーフ?色々と賑やかでよく分からないけど、興味深い。2016/03/09

スプーン

24
アイヌ刺繍絵本第二弾。神様と人間の距離の近さが、なんともうらやましい。2019/09/29

ツキノ

19
【ふくろうの神の妹のおはなし】2008年5月発行。津島佑子×宇梶静江。刺繡が見事なおはなし。背景の色合いもグラデーションがあり物語を盛り上げている。詩的な文章と「トーキナ・ト」ではじまるリズムが心地よい。貴重な絵本。【181】2022/11/21

ぽてちゅう

17
ゆったりとした語りの中で「トーキナ・ト」という言葉がリズムを刻む。古布絵と混然一体となったカムイ・ユカラ(神謡)を楽しみにしていましたが、オリジナル刺繍(古布絵)を生かした構成になっていないように思えます。自然を神として崇め、神々との共存の願いが込められたカムイ・ユカラ。語り手のシマフクロウは、生息数を減らしています。自然の声にも耳を傾けなければいけませんね。2020/02/24

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