福音館文庫
魔法使いのチョコレート・ケーキ―マーガレット・マーヒーお話集

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834019995
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8297

内容説明

これは、『マーガレット・マーヒーの第一お話集』『第二お話集』『第三お話集』の三冊の中から、石井桃子さんがお好きな、ふしぎなことの出てくるお話を選んで、訳出したものです。八編のお話と二編の詩を収録。魔法と驚きにみちた世界へ子どもたちを案内し、夢と願いを存分に満たしてくれるお話集です。

著者等紹介

マーヒー,マーガレット[マーヒー,マーガレット] [Mahy,Margaret]
1936年、ニュージーランドに生まれる。本が好きで、7歳のころからお話を書いたという。大学卒業後、図書館職員を経て、作家として創作に専念する。『足音がやってくる』と『めざめれば魔女』で、二度カーネギー賞を受賞する

ヒューズ,シャーリー[ヒューズ,シャーリー] [Hughes,Shirley]
1929年、イギリスに生まれる。リバプール美術学校を経て、オックスフォード大学のラスキン・スクールで、本格的に絵を学ぶ。自作絵本のほか、ルース・エインズワースやアリスン・アトリーらの童話のさし絵の仕事が多数ある

石井桃子[イシイモモコ]
1907年、埼玉県浦和に生まれる。文藝春秋社、岩波書店勤務ののち、瀬田貞二氏らと「子どもの本研究会」を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつばちい

20
ずっと読まなきゃと思いながら未読だった短編集。だけど、子どもの頃読んだことあるかも?枯葉がまとわりついて、犬に変わる話読んだことあるような、、。優しい二人組のメリーゴーランドの話や鳥に育てられる子ども、幽霊と気づかない男の子、、どれもこれも面白く、不思議で、美しくてとってもよかった。どのくらいの年齢の子が楽しめるかなぁ。手渡すべき人は誰なのか、考えちゃう。(追記 コメント欄へ)2019/02/03

mntmt

19
短編集。詩が二つ。不思議なお話(魔女や妖精が出て来たり)が八つ。全部良かった。日本語訳がいいのかな、言葉も綺麗でした。2015/11/28

Mac Kurosawa

15
おそらく子どもの頃に読み聞かせしてもらった本。表題作を含め何篇かは記憶に残っていた。読んでいて不安を覚えてしまうほど長閑で大らかで、美しく優しいおとぎ話たち。この物語を何の疑いもなくワクワクしながら読んで(聴いて)いたことを思うとなんと幸せな子ども時代を過ごしていたのかと嬉しく思う。と同時に、その頃からこんなにも時を経たのかと、大人になるって事がとても寂しいことの様にも感じてしまう。子どもの頃は世界は果てしなく広くて魔法も不思議もとても身近だった。今の子たちもそんな風に過ごせているのだろうか。2017/02/18

ツキノ

14
三男に「たこあげ大会」を読む。ジョーンが五ペンスで買った銀の包みに何が入っているか、すぐにわかった模様。2016/02/10

ツキノ

14
図書館でおすすめ本として単行本が展示してあり、タイトルだけ知ってた本。ひとつひとつ読み進めるごとにしあわせになる素晴らしいおはなし集でした。ニュージーランドの作家であるマーガレット・マーヒーのお話集からふしぎなことの出てくるお話を石井桃子さんが選んだもの。あとがきも興味深い。単行本は1984年刊行。クラシックな雰囲気の絵もいい。わたしは子どもの頃に感じたひとりぼっちの気分や、誰もいなくても何かの気配がする、なんていう感じを思い出しました。子どもにプレゼントするにもぴったり。2016/02/06

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