出版社内容情報
アフリカの奥地から南米の高地、辺境から都会まで世界ぐるりと、家のある風景とともに、各地に生きる人々の様々な暮しや営みを、1700枚をこす写真でていねいに紹介しています。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
アフリカの奥地から南米の高地まで、地球に生きるふつうの人の家と暮らしぶりを克明に写しとった、世界ぐるぐるおもしろ住宅訪問記。取材期間30年、膨大な写真から選びぬかれた1700余点。今世紀最高の1冊。
目次
アフリカ
ヨーロッパ
アジア
オセアニア
アメリカ
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mijas
56
先程読んだ『世界の住まい大図鑑』は小学生向けだが、こちらは大人も楽しめる内容の充実ぶり。「住まいと生活」に関する図鑑でもあり、写真集でもあり、30年間の取材記録でもある。家の外観の写真はもちろん、室内の写真、食卓の風景、村の日常の風景など、「住まう人」を想像できる構成なのが素晴らしい。ヨーロッパだけでも36箇所が紹介され、どれも魅力的で行きたくなってしまう。《掘り下げたいものメモ》ブルトンの里、ロマンシュの里、インディヘナの里アルワコ族の村、コロニアル・スタイルのカルタヘナ旧市街2016/04/14
これでいいのだ@ヘタレ女王
27
ネットで世界は近くなったと言われているが、地球には様々な気候風土の場所があり、そこに根付いて生活する人たちがいる。改めて実感した。全編カラー写真で日々の生活の様子も知る事が出来た。素晴らしい写真集だ2015/11/29
おはなし会 芽ぶっく
23
世界各地の家を写真で紹介。形も生活の仕方もいろいろ。気候や地形を考えながらの工夫が人々の知恵ですね。 【SDGs11 住み続けられるまちづくりを】2021/08/25
りー
13
藤森照信さんのオススメ本。重量級、持って読むのが不可能なオールカラー超大型本です。ほぼ写真だけで、解説は最低限。何日かかけてじっくり眺め、世界を旅した気分になりましょう。世界で日本とノルマンディーだけにある 「芝棟」が写真で見られます。藤森さんは、色々な建物を建ててみた結果、究極の建材は土じゃなかろうか?と思われたそうですが、この本を見ると納得。直線の空間より、ほっこりします。土蜘蛛と呼ばれたであろうご先祖の家はこんな感じだったのかしら。女性たちが入り口や窓際に描く美しい幾何学紋様に心うたれました。2020/03/15
ジョニーウォーカー
9
図書館本。もうこれは凄いとしか言いようがない。世界各国の都市住宅から、僻地・秘境の少数民族の家屋まで、ありとあらゆる「民家」が全333頁フルカラーに収められている。正直、これまでテレビでも映画でも雑誌でも見たことのないデザイン・形状の家屋がこんなにあることに驚いた。なかでも巨岩をくり抜いたアパートや、地下に築かれた要塞のような集合住宅は内装も機能的かつ個性的で、なんだか“秘密基地願望”にも似たワクワク感に襲われた。もういつまでも見ていたい…っていうかこの本ほしい!2009/04/26