出版社内容情報
イブの朝、ケーキ屋さんは100個のケーキを作りました。ケーキが全部売りきれましたが、おや、まだ小さな女の子のお客さんがひとり……。ケーキ屋さんと女の子のほのぼのとしたお話。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
64
表紙からして凄い長尾玲子さんの刺繡絵本✨✨✨クリスマスイブのケーキ屋さんは99個のケーキを焼いて100個目はいつも猫のクロと食べるという楽しみがあった。99個ケーキが売れた後、女の子がケーキを買いに来て100個目のケーキを女の子に。すると、素敵なプレゼントが!!!2023/10/28
のえる
54
図書館絵本。 ケーキ屋さんにとってクリスマス・イブはいつもより大忙し。今年もケーキを99個作りました。・・・おっと、いけないいけない、忘れずに。自分と猫のクロ用に大きなクリスマスケーキ、100個目のクリスマスケーキを作りました🎂さぁ、そのケーキを今年も無事に食べられたのでしょうか? 大きなクリスマスケーキの先にはいつもとは違うけど、暖かく優しいクリスマス・イブが待っていたのでした🎄🎁✨全ページを彩る繊細な刺繍がまた素晴らしい。2021/11/28
seacalf
47
長尾玲子さんの刺繍絵本、今回はクリスマスのお話。シンプルながら構図がお見事。腕まくりして「さあ、はじめるぞ!」というところからケーキ作りの細かい過程、お店を開けてお客さんが押し寄せている様子、少女の表情、猫のクロの可愛らしさなどなど雰囲気が良く出ている。99個のクリスマスケーキが並んでいるシーンは見応えあり。手のひらサイズのとても小さい本なのにあっぱれ。ストーリーもクリスマスらしい優しくあたたかい気持ちになる結末。なんと、この絵本、3部作なのか。ぜひ他の2冊も読まないと。2023/12/22
たまきら
41
99個のケーキに娘と呆然。小さな本に紡がれたやさしいやさしい世界を、手のひらで包むようにして楽しみました。いまや私よりも大きい手になった娘も、同じように読んでいてほっこり。いや、これは出会えて良かった!読み友さんに感謝です。2023/11/03
みや
32
刺繍で描かれた絵本。前作であっちゃんにケーキをプレゼントしたケーキ屋さん側のお話。なぜ全部売り終えた後に、一個だけケーキが出てきたのかという理由が分かり、腑に落ちた。2ページに跨った99個のケーキが凄い。コピペなどできない刺繍で、これを一つ一つ縫ったのかと思うと、その手間とセンスに恐れ入る。他の方の感想で、登場人物たちに目や口などが一切描かれていないことを知った。のっぺらぼうだと言われるまで気付かないほど、人物たちの温かさや優しさが伝わってくる。刺繍の奥深さを知れた。2016/12/19
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