出版社内容情報
よしみは、おにいちゃんに借りた念願の絵の具でおえかきを始めますがうまく描けません。絵の具をくわえたへびを追いかけて森へ行くと……。優しさあふれるファンタジー絵本。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
108
息子(2歳)は林明子さんの絵が好きみたいで、よく読んでと持ってきます。まだストーリーはよく分からずに、子どもの絵と動物の絵が好きみたいです。お兄ちゃんのえのぐが羨ましい妹は、絵の具を借りて描き始めますが上手く描けません。そこで動物が絵の具を持っていってしまい、追いかけて行って一緒に絵を描き始めます。ファンタジー色が強いですが、最後に本当に芸術的ですばらしい絵が出来上がりました!お兄ちゃんも貸してあげたり探しに来たり優しいですね。2018/07/05
masa@レビューお休み中
87
お兄ちゃんが絵の具で絵を描いているのを見たよしみちゃんは、自分も描きたい、絵の具を貸してとお兄ちゃんにせがみます。貸し渋っていたお兄ちゃんも、よしみちゃんの押しに負けてしまいます。しかし、すぐに絵の具はヘビに持っていかれてしまうのです。林さんの絵本って、こういうテイストが多いような気がします。少女の心情とファンタジーが組み合わさった世界は楽しそうだし、もしかしたら、こんなことが実際にあるのかもしれないって思えてしまうんですよね。果たして、よしみちゃんは、ヘビから絵の具を取り戻すことができるのでしょうか。2013/03/25
nakanaka
73
私が好きな林明子さんの絵本。主人公のよしみは兄に絵具セットを貸してもらいますがヘビに赤い絵の具を盗まれてしまいます。追いかけてみると絵具で絵を描く動物たちの姿が。今まで読んだ作品とは違いファンタジー色が強かったですね。絵に温かみがありやっぱり好きです。2018/01/03
AKIKO-WILL
69
林明子さんの絵本は、癒されますね。まほうのえのぐも初めて読みましたが楽しかった!お兄ちゃんが使っているえのぐに興味を持った女の子。お兄ちゃんに許可をもらい、まほうのえのぐで絵を描いていたら?突然、ヘビがやってきて、大切なえのぐを持っていってしまう。後をついていくと!!なるほど、だからまほうのえのぐなんだね。子供心じゃなくてもワクワクしてしまう絵本でした。2016/08/03
gtn
55
こんなに愛らしく子供を描く人を知らない。童心を忘れていないのも稀有。幼い子にとって、ファンタジーの世界も現実である。2019/08/31