出版社内容情報
ほげた町からおじいさんの田舎まで、エンソ君は一人で汽車旅行します。羊たちがどっとのりこんできたり、駅弁を買って食べたり。エンソ君の一人旅は驚きと楽しさいっぱいです。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
第36回小学館絵画賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
80
エンソ少年が初めて汽車に乗っておじいちゃんのいる終点まで行くという話。初めて一人で汽車に乗るのでドキドキのエンソ君ですが様々な出会いが旅を素敵なものにしてくれます。個人的にはスズキコージさんの独特の絵と話の内容があまり合っていない気もします。2017/02/28
たーちゃん
35
絵のタッチが独特なので少し怖い感じもしますが息子は気に入ったようです。でも汽車にこんなにヤギが乗ってきたら実際大変なことですけどね(笑)2020/04/14
ペルー
25
絵がエキゾチック(?)で可愛かった!!羊も車両に乗り込む、のどかな雰囲気(笑)そしてお昼になれば皆で昼食(笑)エンソ君のお弁当も可愛かった(^O^)羊コロッケ、食べてみたいです!!2016/08/12
aiaimo`olelo
24
初めてひとりで電車に乗った冒険の旅、皆さんは覚えていますか? この絵本はその「はじめて」の心情が描かれています。初めてひとりで汽車に乗るエンソくん。切符を買うときも緊張気味。同じボックス席に座ったおばさんはそんなエンソくんをそっと見守る心強い味方。 遠くに追いやられていた「はじめて」の記憶。停車駅を順に諳んじる私を笑顔で見守ってくれていたおばさんは、今でも記憶の靄の向こうにぼんやり現れてくれる。昔の冬の電車は暖房が効きすぎて、座っていたらお尻が燃えそうに熱くなった。冬の駅のホームの売店で買ったあんまんの2020/12/26
おはなし会 芽ぶっく
24
エンソくんが、汽車に乗ってお弁当食べてひと眠りしたら終点についていた、というはなしですが、羊飼いと一緒にヒツジも群れで乗ってきたりしてありえない!けど、なんだかホノボノしちゃいました。五味太郎さんの『絵本をよんでみる』で、エンソくんの名前の由来?を教えてくれました。「サンソ(酸素)、スイソ(水素)などの元素名からとったので、エンソの下にくんをつけると、【遠足】になるのでとてもいい。」とスズキコージさんがおっしゃっていたそうです。 【第36回 小学館児童出版文化賞】2020/02/01