著者等紹介
ハッチンス,パット[ハッチンス,パット][Hutchins,Pat]
1942年イギリスのヨークシャーに生まれる。地方の美術学校で学んだのち、リーズ美術専門大学へ進む。ロンドンの広告代理店に勤務後、ニューヨーク滞在中に絵本を発表し始める。作品に『風がふいたら』(理論社=1974年ケイト・グリーナウェイ賞受賞)など。イギリス在住
いしいももこ[イシイモモコ]
石井桃子。1907年埼玉県に生まれる。1951年『ノンちゃん雲に乗る』で文部大臣賞受賞。1953年児童文学に貢献したことにより菊池寛賞受賞。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
19
ズボンが小さくなったティッチ。お兄ちゃんやお姉ちゃんからおさがりの服を貰いますがまだぶかぶか。そこへ弟が生まれて…。やっぱりおさがりの服ばかりでなく、新しい服も欲しいよね。2021/08/31
しぃ
15
我が家も3姉弟なので、あるあるです。やり返すときの誇らしげな顔がいい。2023/07/19
遠い日
14
お兄さんお姉さんから見れば、ティッチは小さい。ティッチから見れば、赤ちゃんは小さい。お下がりの服はティッチにはまだ大きい。けれど、自分に小さくなったものを年下のきょうだいにあげることは、ちょっと誇らしいことらしい。ティッチも弟を持ってみて、よくわかる。きょうだいの間の心理が、かわいらしい。2016/01/25
おはなし会 芽ぶっく
13
洋服が小さくなったから、とお兄ちゃんやお姉ちゃんがお下がりをくれるけれど、どれも大きすぎてぶかぶか。ティッチがちょうどいい洋服を買って貰ったら、今度は自分のお下がりを赤ちゃんにあげようとするのが微笑ましい。絵を追いながらお母さんのお腹がどんどん大きくなったり、花で季節感と時間の流れを感じるので、ティッチ家族は絵本の中に生きているように思いました。2019/11/17
紅花
11
お下がりの不満は下の子の運命。新しい服を買うまでは想定内だったけど、最後のオチにビックリ。お母さんの体の変化に大人は気がつかなかったけど、子どもは勘が良いのよね^2017/04/25