出版社内容情報
森へブルーベリーを摘みに出かけたプッテは、小人にブルーベリーの国へ案内されます。小人になったプッテの楽しい冒険が、美しくあたたかい絵で描かれます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
ベスコフ,エルサ[ベスコフ,エルサ][Beskow,Elsa]
1874年、スウェーデンのストックホルムに生まれる。少女時代から絵が好きで芸術学校に学び、卒業後母校の小学校で絵画の教師となる。結婚後、教師をやめて絵本や児童書のさし絵の仕事を始める。1952年、子どもの本に対するスウェーデンの最高賞、ニルス・ホルゲション賞を受賞。1953年、没
小野寺百合子[オノデラユリコ]
1906年生まれ。東京女高師附属高女専攻科卒業。夫の勤務の関係で、スウェーデンほか北欧に七年滞在する。帰国後、北欧児童文学の翻訳やスウェーデンの社会福祉の研究に活躍。スウェーデン社会研究所理事も務めた。1998年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rosemary*
54
なんて優しくて可愛らしい絵本なんでしょう。おかあさんの誕生日に送るブルーベリーとコケモモをとりに森にきたプッテでしたが思うように見つかりません。そこにあらわれたブルーベリーの森のお王様とコケモモのおかあさんのおかげでカゴいっぱいの収穫ができました。小さくなってからの冒険はとっても楽しそうで羨ましい。プレゼントに添えたカードには、ブルーベリーやコケモモの子供たちが描かれていてホッコリ。2015/07/23
♪みどりpiyopiyo♪
48
森のなかでは、動物や植物はいつも小人たちや妖精さんとお話しているのでしょう。そして小さな子供たちは その仲間に入れてもらえるのです♪ ■とても不思議で楽しいお話。ブルーベリーの青、こけももの赤、そして緑が鮮やかに光を放つよう。美しく端整な絵は、すみっこに顔を見せる虫たちまでもが写実的でありながらどこか愛嬌があって。みんなのお洋服もかわいくて♡ ■最後の場面もとっても素敵。スウェーデンの子供たちは幼い頃からこんな素敵な飾り付けをしてるのかしら。私も真似っこしてみます ( ' ᵕ ' ) (1901年)(→続2018/07/19
tokotoko
44
「正統派」を楽しめる1冊です。プッテはお母さんの誕生日にブルーベリーとこけももを贈ろうと思い、森へ。でも全く見つからず、泣きます。そこへ、こびとのおじいさんが現れて・・・。このおじいさんね、王様らしいんですが、服に全く威厳がない!水玉模様の普段着です。あと私、ちょっとビックリしたのが、出てくる動物や子ども達が、とにかくよく働く!大人の言うことを素直に聞く!しつけ、バッチリすぎです!大人はビシッと指令を飛ばし、帰る時間を教えるだけ・・!でも働いた後は、子ども達をよく遊ばせてました。正確で美しい絵も見所です。2014/07/27
ナチュラ
25
スウェーデンの絵本 5歳くらいの子プッテが森にブルーベリーとコケモモを摘みに行く。おかあさんの誕生日に贈りたいんだって。北欧っぽい?繊細な絵が美しい。但し、動物や虫が意外にリアルなので苦手なひとはダメかも。プッテの森での体験がとても可愛いです。2017/09/07
小夜風
24
【図書館】ベスコフさん2冊目。こんなにオルファースに似ていましたっけ?凄いオルファースっぽいんですけど…ぽいんですけど…虫が怖くて正視出来ず…(泣)。クモの巣のブランコなんか絶対乗らない~(泣)。2014/08/03