出版社内容情報
地球の中のようすを地表から中心部にわたって描いた、「海」の姉妹作です。地球内部の巨大なエネルギーが地球を変えていく過程は実に見事で、その雄大さは目を見はるものがあります。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルティ
138
これも身近な地面から始まって一つ一つ虫や植物に名前が書かれ、どんどん下に潜っていき、果てはマントルまで。そう言えば昔ドラえもんのマンガでダウジングで宝物を掘ろうとして、果てはマントルまで行っちゃったって話があった気がする。あれ怖かったなぁ。なんか。あれ?この本の感想じゃないか(笑)。とにかく壮大。読み返します!
匠
116
『宇宙』と同じ作者でこちらは地球についてとことん書かれている。日常の人間達の生活から始まり、四季を通しての地上だけでなく、地中や水中のこともしっかり描かれ、また人間の生活も地域の差や建物の中と外、そしてマンホールが家からどこまで繋がってどういう役割をするかなども詳しく図説されている。ありとあらゆる生態系と地球がどう生かし合っているかを知るのはとても大切だし、ここまで幅広く網羅されてる絵本は他に見たことがない。地球の内核と成分、宇宙との密接な各周期など、ホントかゆいところに手の届く大満足の絵本だった。 2014/05/12
keroppi
81
地球の話を身近な場所から段々と文字通り掘り下げていく。地球を語りながら、その絵の中には地面にも地下にも所狭しと生き物がいて、人間の営みがある。それが実に細かに描かれている。地球は、こんなにも命で溢れているのだ。地球が、とても愛おしくなる絵本。地球の成り立ちを探りながら、「宇宙」に繋がっていく。2022/09/16
kaizen@名古屋de朝活読書会
58
はらっぱのあり,ふきのとう,いぬと走る。草の根、木の根。河と井戸。だんだん絵が大きなものを。町の下水道、コンクリート杭。地下鉄。炭坑。火山。マントル、外核、内核。ふだんはみえないところまで探る。詳しい解説と索引。2013/09/25
野のこ
51
小学校の教科書のようで懐かしかったし、今うちの部屋のフローリングの下のことを考えるとドキドキした。細かくでも分かりやすい絵は、子どもたちに地球のこと教えたいって気持ちで溢れてました。最後の「さぁ あなたもわたしも がんばりましょう さようなら」にたまらない気持ちに。加古さんもっと読みたいです。2018/06/20