出版社内容情報
コオロギ、キリギリス、セミなどよく知られた虫たちのなき声とその姿を、楽しい文字と、臨場感あふれる絵で描いた絵本です。ページをめくるごとに55種の虫たちが次々に登場します。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
テレビをけして、耳をすましてごらん!何億年もまえから奏でられてきた、虫たちの音楽がきこえてくる。幼児からおとなまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
59
疲れて帰宅し、犬の散歩に出る。予想外に秋の虫たちの大合唱に囲まれ、癒されました。この絵本はそんな虫たちの声を文字で表現した「目で聞く絵本」です。これも子ども達に何度も読み聞かせしたなぁ。傑作ですよ。2017/09/30
ゆうゆうpanda
37
正方形の中に円のレコードを連想させる表紙。目で見るレコードです。夜歩くと虫の音が喧しくなってきたこの季節、区別がつかなくてどんな虫がないているかさっぱり分かりません。この本のように、誰かがカタカナを当ててくれればいいのに!色がついていれば、混ざっていても聞き分けられるのに!自分の聴覚の愚鈍さ、本当に勿体無いです。装飾が施されたにぎやかな文字たちは、虫の性格や感情まで表しているようでワクワクしてきます。さて、この個性的な音色を出すのはどんな虫?捲ってみると答えが!ううむ。見分けがつかぬ。視覚も愚鈍だこりゃ。2017/07/06
たーちゃん
24
大体鳴く虫の正体ってあれだろうなぁと思いながら読んでいました。音だけ聞いているとなかなか涼し気な鈴虫なども、実物見るとちょっと引いてしまう私がいる…。息子は虫の絵本なので真剣に見ていました。2021/07/30
けんちゃん
16
図書館で。いやはや、にぎやかな絵本です。黒地に大きな字でページいっぱいに書かれた鳴き声。そしてその鳴き声の主が次のページにイラストで出ています。海辺にいる虫…なんて意識したことがなかったけど、意外に多いのですね。2011/11/09
遠い日
12
「みるずかん・かんじるずかん」シリーズ。虫の鳴き声を視覚化する試みが、いい。鳴き声ごとに、デザイン的なタイポグラフィで目に訴える。恥ずかしながら、虫と鳴き声が一致するのは、ほんのわずか。ほとんどその姿さえ思い浮かべることができません。聞いたこともない鳴き声がいっぱい!!2018/11/05