著者等紹介
ゾロトウ,シャーロット[ゾロトウ,シャーロット][Zolotow,Charlotte]
アメリカのバージニア州生まれ。ウィスコンシン大学で文学を専攻し、その後ハーパー・アンド・ロウ出版社の児童図書部に勤務、途中、育児のため一時退社しましたが数年後再びそこに戻り、編集者として活躍しています。“子ども時代をのぞく窓をもった詩的な書き手”と評される絵本作家です
アレキサンダー,マーサ[アレキサンダー,マーサ][Alexander,Martha]
アメリカのジョージア州生まれ。シンシナティ美術学校で美術を勉強した後、児童および成人向けの美術教室で教えてきました。長年ハワイで暮らしましたが現在はニューヨーク市に居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
42
酒井駒子さん訳と絵の方で知り、元のこちらも読みたくなりました。わが家の姉妹はちょうどこの絵本の姉妹のようなので(姉はこんなに優しくはないけど笑)、この妹ちゃんのちょっと一人になってみたい悪戯心、とても良くわかります。淡く、細やかな絵がとても美しい。ちょっと古めかしさはあるけど、そこがまた味わい深い。最後の2文は酒井さんの方にはあったかなぁ。もうちょっと余韻のある表現だったような気もします。また読みたくなりました!家に買いたいけど、どっちを買うべきかますます迷ってしまう!2021/02/14
ぶんこ
39
酒井駒子さん絵・訳、2019年版で読みました。おねえさんといもうとが仲良しで、いつも姉が妹を優しく見守っているのが微笑ましい。妹は、そんな姉が時々鬱陶しい。(私も妹なので共感)ある日、姉に内緒で草原に1人で遊びに行ってしまいます。この開放感。でも、おねえさんが探しにきました。見つからずに泣き出すおねえさん。妹、ビックリです。妹が泣くと、いつも姉がやってくれる「おはな チンして」を妹が姉に言うのが可愛い。お姉さんは嬉しかったでしょうね。素敵な姉妹。2024/04/30
ちえ
39
最近読友さん達が続けてレビューをあげていた絵本◆とってもいいお姉さんで大好きなんだけど、妹はある日一人になりたくなってこっそり家から抜け出します。姉と妹それぞれの心の動きと子供の成長が伝わってきます。良いなぁ。この姉妹は大人になって、離れたとしても、必要なときはお互いに助け合えるだろうなあ。2019/06/30
スプーン
30
ふたりの心の動きが素晴らしい作品。キラキラ光った宝石の様な絵本。2019/06/07
gtn
23
すれ違いが生じても、いつしか真意に触れ、歩み寄ることができるのが人間。こんな幼い姉妹でもそのことに気付けたのに、本日の蛮行は、畜生以下であり、怒りとショックが抑えられない。ただただ、ご冥福を祈るのみ。2022/07/08