出版社内容情報
突然、妹が盲腸の手術で入院することになりました。ひとり残されたあさえの気持と、妹へのほのぼのとした愛情をみごとに描いた物語です。林明子の表情豊かな絵が心に残る傑作です。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
62
5歳の娘の感想。人形もらえていいなと思った。一人娘なので、どこまでわかってるのかどんなもんかと。2015/02/26
はる
55
優しいお話。あさえが幼稚園から帰ると、具合の悪くなった妹が母親と病院へ。そのまま入院してしまいます…。父親と二人だけの夜。不安と心配でいっぱいの気持ち、分かるなあ。筒井頼子さんと林明子さんの絵本はいつも、懐かしく、何故か自分の記憶の一部のように思えてきます。ラストの姉妹の様子がとてもいい。他の方のレビューを見ると「はじめてのおつかい」の登場人物が病院の場面にいるのだとか。今度、確かめてみよう。2023/01/10
ぶんこ
49
子どもの入院は親も大変ですが、お留守番するお姉ちゃんも辛い。お母さんを取られちゃったと思う子もいるでしょう。あさえちゃんは幼稚園生なのに、妹を心配して大切な宝物をお見舞いに持っていきます。こんな小さな姉妹なのに、なんていい子でしょう。親も嬉しかったでしょう。絵も素敵でした。「ほっぺこちゃん」という名前。好きだなぁ。2023/01/18
kiisuke
41
大切にしているお人形を勝手に持ち出した妹にちょっとだけ意地悪な気持ちになってしまうお姉ちゃんの気持ち。その妹が入院してしまうことになったときの罪悪感みたいな気持ち。妹につきっきりのお母さん、ひとり家に取り残されてしまう心細い気持ち…。多分、あるあるある。わかるわかるわかる。と心で頷いているのでしょう。何度読んでも飽きない我が子たち。妹の入院を通じて少しだけ優しく逞しくなったお姉ちゃんを沢山褒めてあげたいな。さみしい、うれしい、ありがとう!ごめんね…子どもの気持ちがキュンと伝わる表情も大好きな一冊です。2016/07/04
はしけん
37
再読。ただただ良い話。ホロリです。絵のかわいい。2013/03/05