母を捨てる

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母を捨てる

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833425261
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

虐待、いじめ、家庭内暴力、無理心中未遂
毒母との38 年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション

私は何度も何度も、母に殺された――。 
私の頭には、いつも母があった。
しかし、母と縁を切ってからは、自由になれた。

ノンフィクション作家である著者は、かつて実の母から虐待を受けていた。

教育虐待、折檻、無理心中未遂 。肉体的、精神的ネグレクトなど、あらゆる虐待を受けながら、母を殺したいほど憎むと同時に、ずっと「母に認めてもらいたい」という呪縛に囚われてきた。

その呪いは大人になってからも著者を縛り、ノンフィクション作家となって孤独死の現場を取材するようになったのも、子どもの頃の母の虐待が根源にあることに気づく。

そこで見たのは、自信と同じように親に苦しめられた人たちの“生きづらさの痕跡”だった 。

虐待サバイバーの著者が、親の呪縛から逃れるため、人生を賭けて「母を捨てる」までの軌跡を描いた壮絶ノンフィクション。

内容説明

私は母の介護をしたくない、死に目にも会いたくない、墓参りもしたくない。私はもう母と向き合いたくない。虐待、引きこもり、家庭内暴力、無理心中未遂…毒母との38年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション!!

目次

プロローグ
第1章 光の監獄
第2章 打ち上げ花火
第3章 機能不全家族
第4章 スクールカースト最底辺
第5章 金属のカプセル
第6章 母の見えない傷
第7章 性と死
第8章 母を捨てる
エピローグ 私の中の少女へ

著者等紹介

菅野久美子[カンノクミコ]
ノンフィクション作家・エッセイスト。1982年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。大学卒業後はアダルト系出版社に就職、SM雑誌の編集に携わる。その後、独立し、フリーライターへ転身。主な執筆テーマは、性と死、家族問題。自ら毒親問題に苦しんだ経験から、近年は親に苦しめられた子どもと、その親の最期を引き受ける家族代行ビジネスを取材・執筆。その知られざる実態を書籍やWeb媒体などで発信し、メディアで大きな話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてち

33
“虐待サバイバー”である著者が、自らの体験を赤裸々に綴った本。……なのだが、書かれている虐待内容の割にあまり切迫感が感じられなかった。幼少期にあれだけのことをされてなお、母に認めてほしいと願うものなのか。その後も大学生になるまで実家で暮らしていたりと、これまで読んできた他の方の告白手記とはだいぶ異なる。最大の問題は、「虐待」という言葉を使いながら、その行為を認めてしまっていることだ。どんな理由があろうと、親が子に対してふるう暴力は許されない。最後まで読んで、タイトルの「捨てる」の意味が腑に落ちた。2024/02/17

雪だるま

15
生きてて良かった。著者自身もその母親も。幼少期からの壮絶な虐待とネグレクト、更に学校でのいじめ。家でも学校でも居場所がない辛い思いをしていた久美子ちゃんが大人になってもその頃の心の呪縛から逃れることができないで苦しんでいるのが伝わってきた。親を選ぶことはできないのにどんなに虐待されても心の底では愛されたいという気持ちを捨てられない。そういう思いを抱いて苦しんでいる人がたくさんいて、自分も含めてそういう人たちを救う道を作っていこうとする筆者を凄い人だと思う。そして、著者が母を捨てることができて良かった。2024/03/15

ntscp2020

2
著者のまさに半生を追うような母親からの虐待をつづった本。この手の毒親からの仕打ちからに出てきがちな女性性の否定や下の兄弟への優遇もあり、ある種典型的な毒親パターン。小中学校でのいじめのひどさも目を引く。著者の経験でもあったように、こういった本は今やたくさん出ているが、一つでも多く当事者の目に届き、逃げる術を模索していけるようになれば良いかと思った。2024/04/23

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2024年3月初版。書き下ろし。毒母との訣別。自己の半生を綴る壮絶なノンフィクションでした。2024/04/06

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