内容説明
天才たちのひらめきは、地面に書いた1本の線、紙ナプキンに描いた落書きから生まれた!
目次
1 古代(三角測量(紀元前600年)
ピタゴラスのモノコード(紀元前500年) ほか)
2 中世(ピロポノスの考えた自由落下(550年)
視力の光学的仕組み(1020年) ほか)
3 近代初期(コペルニクスの宇宙観(1543年)
永久運動の不可能性(1586年) ほか)
4 19世紀(ヤングの2重スリット(1801年)
エルステッドの実験(1820年) ほか)
5 20世紀以降(光電効果(1905年)
ブラウン運動(1905年) ほか)
著者等紹介
レモンズ,ドン・S.[レモンズ,ドンS.] [Lemons,Don S.]
アメリカ、カンザス州ベセルカレッジ名誉教授。ロスアラモス国立研究所客員研究員
村山斉[ムラヤマヒトシ]
カリフォルニア大学バークレー校教授。東京大学国際高等研究所カブリ数物連携機構機構長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こたろう
4
物理現象を理解・研究・発見するときには、数式だけじゃなくて、簡単な絵にして考えてみるといいかも!という内容の本。副題を付けるとすれば、古代から現代までの物理的発見に対して1つの簡単なスケッチ付きの物理学史概要(長い)。 物理スケッチの技(あるのか?)とかは書かれてないです。スケッチで表せない重要な発見とかは取り上げられていないので、物理学史の本としての意味合いは弱いです。2018/03/17
takao
2
ふむ2021/04/26
えんじ
1
題名にひかれて購入しました。非常にオーソドックスな科学読本で、最後の2,3を除けば高校までの授業で習うようなものばかり。中学かも。それを科学史と図でシンプルに説明しているところがキモです。改めて、理論の成立過程を科学史とからめて知りたいかた向け。良い本だと思います。2022/02/27
Kenta Kyoda
1
自分の身の回りに普通に溢れている事は、誰かの努力でなりたっている。自分に新しいことを切り開くことはできないが、新しい発見に立ち会えるのが楽しみになる。2017/10/07
瀧口一喜
0
物理学の歴史で発見された事象をスケッチと背景を加えて年代順に紹介している。今では採用されていない説もいくつか載っていて、当時の考えが知れて楽しめた。事象だけでなく人物紹介も入っている。歴史に名を残す人は、幼少期からずば抜けててさらに30年研究を続けたとか、やはり凡人とはかけ離れているなと改めて思った。2017/11/08