だれが「本」を殺すのか 延長戦

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833417389
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0095

内容説明

炸裂する話題作、第2弾。『本コロ』刊行後、ノンフィクション作家は、「本」の世界に何を見たか!?『本コロ』は、だれに、どう読まれたか!?『だれが「本」を殺すのか』の「その後」と「波紋」。

目次

第1部 講演・対談・インタビュー 状況への発言(「本」を殺さないために;21世紀、「本」は、どうなる?;本は、蘇るのか;出版と図書館;本を生かすために ほか)
第2部 書評 『本コロ』は、だれに、どう読まれたか

著者等紹介

佐野真一[サノシンイチ]
1947(昭和22)年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家に。97(平成9)年、民俗学者の宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

還暦院erk

10
図書館本。前から気になっていたが、物騒な題名が苦手で…『拝啓、本が売れません』の関連から手に取ってみた。佐野さんは実はスキャンダラスな騒動も起こしていて、それについては眉を顰めたいけれど、本書自体はいろいろ勉強になった。p230ドッグイヤーをdog earと勘違いしてハテナハテナ?となって念のため調べたり(笑)…dog yearって言い回し知らなんだよ~。ところで巻末の書評集は有名な方々が多数なのに正直面白くなかった(←個人の感想)。でも斎藤美奈子さんのは笑ったかな。書評も「品」と「芸」が要るぞ!2019/01/18

Rian

6
昔は教会に鎖で繋がれるほど本は貴重で、いまある本の形がグーテンベルクによって開発されたとき、人々は「品がない」と非難したという。現在の本という形に拘泥するあまり「モニターの画面でなんか」といってしまえばそれと同じことになる。しかし、電子出版が今の状態でいいかどうかは大変疑問である……破壊力のある本を届けられるかどうか。"地雷"の埋まった書店。図書館の利用者至上主義について。……それこそ破壊力のある本を読んだという感じ(笑)個人的にはクロネコヤマトが印象的。延長戦だけでも十分楽しめた。本編も読みたい。2014/08/15

つちのこ

3
前作『だれが本を殺すのか』の反響が大きかったようで、そこから生まれた誤解も含めて火消しに大変だったようだ。書いたことに責任を持つのも作家の使命であると感じずにはいられなかった。(2002.6記)2002/06/05

昭和っ子

3
いい本とはいろんな「問い」や「仮説」が詰まっていてすぐには答えの出ないもの、読書してから何年かかけて考え生活をして初めて解ける本である。本に限らず優れた芸術は「時間を一瞬止めてみせる事ができる」ものであるという。なかなかいい事言われているので、この人の推薦する本を読みたくなってしまうのです・・・2011/11/02

nizimasu

3
「延長戦」だけにもとになる本はある。発売当時、5万部も売れたという。自分も当時読んだ。それから随分時間が経ったが、それでも出版不況の状況は変わらない。問題点もしかり。自転車操業はもはや臨界点を超している。佐野さんの本はいささか著者の立場からの提言に終始しているきらいがあるが、今でも十分に有効な話だ2011/05/21

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