論語の活学―人間学講話

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論語の活学―人間学講話

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784833412995
  • NDC分類 123.83

目次

1 論語の人間像(孔子を生んだ時代相;最も偉大な人間通―孔子の人間観;理想的人間像―晏子、子産、周公、〓伯玉;孔子学園の俊秀たち―子路、顔回、子貢、会参)
2 論語読みの論語知らず(孔子人間学の定理―「利」の本は「義」なり;論語の文字学―孝、疾、忠、恕;論語の活読・活学―古典の秘義を解く鍵)
3 論語為政抄(孔子について―講義草案ノート)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

31
安岡正篤の講演録。孔子の生きた時代、尊敬した人、弟子とその評判など、論語の背景となるお話や、論語の一般的な解釈をさらに掘り下げた論考などが興味深い。昭和の政治史に深く関わりがあった人物だけに、省庁の「省」と、「吾日に三省す」の「省」の意味のつながりや、大臣を意味する○○相とは、木の高いところで目を凝らして遠くを見すえる人のこと、など、政治家向けの教訓が面白い。また、「学びて時にこれを習う」の「時」とは、実は「時々」の意ではなく、「その時代に合わせて」の意であるなど、なるほどなあと目からウロコだった。2013/12/21

パスティル

12
論語読みの論語知らず、、、まさに自分もそうである。とても奥が深く読み返しても、辞書アプリを片手に何とか読みきる。目から鱗の点が多かった。まずは己を知ることか。人間通という意味が何となくわかったような気がする。2014/09/06

vip2000

5
文庫本で安岡先生の「論語に学ぶ」という著書があります。こちらは単行本で重厚感があります。引用 「与(とも)に学ぶべし、未だ与に道に適(ゆ)くべからず。与に道に適くべし、未だ与に立つべからず。与に立つべし、未だ与に権(はか)るべからず。」現時点で一緒に道を共にする友人、同僚そして夫婦は天文学的な確率で存在するわけで、大切にせねばという教えです。「あーでもない、こーでもない。」と閑に任せて喋っている時こそ至福の時と想います。2016/12/21

おせきはん

4
『論語』の内容だけでなく、孔子と弟子たちの生きた時代や人物像についても語られています。自分を知ることの大切さと難しさを感じながら読みました。話の展開に広がりがあり、奥の深い本でした。2017/07/20

645TJC

2
孔子の本を手に取るのは初めて。孔子の説く原理原則を知りたくて読んだ。 解説本として有る程度気軽に読めると思っていたが、一つ一つの内容を咀嚼し、その意味を噛み締めながら読む必要のある本だと感じた。刺さった言葉=利の本は義。利は義の和なり。社会に貢献する事により利を得るのが基本。利益のみを追求する場合は人の賛同を得にくく、人に貢献する事の対価が利益であると捉えるべき。やはり社会貢献の目線は紀元前から不変。2014/10/01

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