内容説明
最後の海軍大将井上成美は、山本権兵衛を「一等大将」と称賛した。その真骨頂は、揺籃時代の日本海軍を一流に育て上げた卓抜な企画・組織・実行力にある。日本海海戦を前に、秋山真之が乃木軍参謀に送った震撼の書翰を特別収載（初公開）。
目次
大正天皇に借りを返さなかった男
西郷南州に説諭さる
袁世凱との会見に成功す
西郷従道の説明
西郷隆盛に対する再評価
山県有朋枢相と会見
清国艦隊を撃破す
三国干渉を予見す
福沢諭吉と会見
有栖川宮に反対する
斎藤実を抜擢す
東郷平八郎長官の登用
対露戦を決定す
グッド・タイミングな開戦
ロシア艦隊の東航
秋山真之中佐の書翰集
アメリカ大統領の講和提案
第一次山本内閣
シーメンス事件
海軍の現役より退く
日本海軍に残したもの
