内容説明
『教行信証』に明らかに示される親鸞の教えが、伝統教学によって覆い隠される現状を深く憂える著者が、いまこそ再生の地を求め、生涯の思いを傾けて説く。アメリカで、深い感動と涙、賛同をもって迎えられた講義録第二弾。
目次
第1章 阿弥陀仏と私(阿弥陀仏とは誰か;真宗における信心;どうしたら信心が成立するか)
第2章 聞名の道(親鸞はなぜ山を下りたのか;『教行証文類』の教説;聞名の成立構造;聞名成仏の道)
第3章 称名の道(“無量寿経”の教説;称名念仏の道;三願転入の道;称名成仏の道)
第4章 信心の道(親鸞における信心の性格;信心における人間成長;真宗者の社会的実践)
第5章 「こと」と「もの」の真宗教義(「こと」としての真宗;「もの」としての真宗;親鸞の真宗と本願寺の真宗)
著者等紹介
信楽峻麿[シガラキタカマロ]
1926年広島県に生まれる。1955年龍谷大学研究科(旧制)を卒業。1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。1989年より1995年まで龍谷大学学長。1995年より2008年まで仏教伝道協会理事長。現在、龍谷大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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