内容説明
生命とは何か。科学とは何か。最先端テクノロジーの地平の彼方に浮かび上がった難問を解くカギは、どこにあるのか。サル・進化・人工生命と、「科学」のフィールドを縦横無尽に横断する、気鋭の科学者による最新エッセイ。
目次
１ 進化と社会
２ 人工生命の生と死
３ 遺伝子と環境
４ 現代科学と倫理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MADAKI
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本書は、まず生物学がいかなる面で人間・生命という概念の臨界に達するのか、そして人間の生や死を根本的に脅かす存在になっているのかを、最新の研究成果を概括的に報告し、最終的に生物学と倫理学の新たな関係を模索しようとするものである。1995年に出版された本でありながら、その課題設定やこめられたメッセージの新鮮さは失われていないどころか、かえって重要性を増しているように見える。2018/10/19
