目次
基礎編(論文を書こう!;わかりやすい文章の書き方;くじけず論文を書きあげるために)
実践編(論文とはどういう文章か;記録・報告の書き方;原著論文を書く前に;原著論文の書き方;図表の使い方;文献引用に関する注意事項;投稿の仕方;査読コメントへの対応の仕方;受理された後は)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまたろう
2
フィールド系研究者のための論文執筆入門。指導教官のいない自分には、大変ありがたい1冊だった。例えば、目的には個人的な経緯や動機を書いてはいけないとか、目的に関係ない情報を書いてはいけないとか、ぐうの音も出ないほどの正論が書かれている。こうした正論をうっかり破りたくなるのが僕のような初心者の性だ。本書はその余分な衝動に対して的確にブレーキをかけてくれる。まさに自分が躓いてきたところを一つずつ解説してくれるため心強く、性懲りも無く研究ごっこがしたくなる。2016/05/06
Bon Voyage
2
卒論、投稿論文のときにかなりお世話になった。 引用文献は何度も見直した…。 もちろん今後もお世話になる一冊。2016/04/10
takao
1
例)翼長が大きなオスほど広いなわばりをもっていた(図2)。 例)調査にあたっては、AとBを設定した。前者では、(略)を調査した。後者では、(略)を調査した。 ○著者が定義した用語に「」をつける必要はない。 ○事実と考察の峻別 と思われる。 と考えられる。 ○考察で書くべきこと 2022/12/28
Rina Smile Tamashiro
1
大学でフィールドワークをしたことは、あるが、論文の指導まではしてもらったことがなかったので、とてもありがたかった。また、悪い例と良い例の比較をしながらの説明だったので、よかった。2019/01/29
ぴょんpyon
1
論文には何を書くべきかを解説します。本書の特徴は、仮説を立てて実験によって検証する形ではなく、野外観察の中からおもしろいものを見つけて論文(主に和文)として発表する形を想定している点にあります。著者の専門分野が、アマチュアの活躍が目覚ましい、鳥類の行動生態であることもあってか、非専門家にもわかりやすくという姿勢が貫かれていて非常に読みやすいです。本書を読めば、論文のオリジナリティをどこに据えるべきかが分かりますよ。2018/06/28