内容説明
1930年代からの日本とソ連・ロシアの間で起こったさまざまな事件の分析を通して、ロシアという国の本質に迫る!ソ連要人の亡命事件、主要な国境紛争、日本軍の対ソ連情報活動(特に通信情報)、戦後起きた陸海空の三大悲劇…。両国はどう対応したのか。
目次
第1章 日ソ軍事衝突の遠因となったリュシコフ亡命事件―一九三八年六月(リュシコフ亡命事件の背景;リュシコフ、満州に亡命;事件の影響)
第2章 ノモンハン事件を呼び込んだ張鼓峯事件―一九三八年七月(張鼓峯事件の背景;軍事衝突の経緯;事件の影響)
第3章 昭和陸軍の対ソ通信情報活動(参謀本部から始まった対ロシア情報活動;関東軍が強化した通信情報活動;朝鮮軍が力を入れた対ソ宣伝ラジオ放送)
第4章 戦後陸海空三つの悲劇(満州開拓民を襲った悲劇、葛根廟事件―一九四五年八月;北海道占領企図が明らかな三船殉難事件―一九四五年八月;大韓航空機007便墜落事件―一九八三年九月)
著者等紹介
佐藤守男[サトウモリオ]
1932年三重県生まれ。1999年北海道大学大学院法学研究科公法専攻博士課程修了、博士(法学)。現在、北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。