ノモンハン航空戦全史

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  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829504994
  • NDC分類 391.28
  • Cコード C0021

内容説明

ブルガリア空軍の現役のパイロットがソ連側の資料に基づいてまとめたノモンハン航空戦の記録。原著に掲載された写真・イラスト・地図96点をすべて掲載。

目次

第1章 緊張の高まり
第2章 紛争地域の航空部隊の能力
第3章 武力衝突の始まり
第4章 異端児ジューコフ
第5章 航空優勢を巡る戦い
第6章 紛争の最終段階
第7章 最後の猛攻
第8章 軍配はどちらの手に

著者等紹介

ネディアルコフ,ディミタール[ネディアルコフ,ディミタール][Nedialkov,Dimitar]
ブルガリア空軍大佐。ブルガリア国防大学空軍学部長。1977年に空軍士官候補生としてブルガリア空軍に入隊し、パイロットとして飛行任務に就くとともに、飛行部隊の指揮官を歴任。1982年ブルガリア空軍士官学校修士号、1992年ブルガリア国防大学修士号、2000年ブルガリア国防大学で博士号をそれぞれ取得。その間、NATO軍特別航空作戦・防衛コース及びマーシャル・センター戦略課程(ドイツ)を履修した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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roatsu

15
同戦役で日ソ航空兵力が5ヶ月間どう戦い最終的にどんな状態で停戦を迎えたか、外国人の手になる冗長さを排した文章で事実ベースの戦闘経過を明瞭に追える好著。日本軍は緒戦に於いて高い練度と士気を持つ少数精鋭の将兵と高性能主力機を駆使し、ソ連の戦備不足も手伝って優位に立つも、中盤からは戦訓を基に戦術を改良し圧倒的補給・動員力で怒涛の攻勢と消耗戦を仕掛けたソ連に抗しきれず人・機の損耗相次ぎ窮地に陥っていく、というすぐ後の対米戦争でも命取りになった失敗が既に現出していた重大な局地戦だったことが改めてよく分かると思う。2016/02/11

Toska

12
ノモンハンの航空戦については日露双方の主張が救い難いほど乖離しているので、このように第三者(著者はブルガリア人)の視点を介するのは意義あることと思う。日本側は練度と機材の性能で緒戦を制したものの、ソ連軍の対応は極めて迅速で、戦力の追加と戦術・機材の改良により最終的な勝利に貢献した。日本人として真に学ぶべきは後者(対応力で負けた)であろうに、いまだ前者の「質では勝っていた」という自己満足的なイメージから抜け出せない者が多いのではないか。2024/03/05

Hammer

4
帯に「現役ブルガリア空軍のパイロットがソ連側の資料に基づいてまとめた」とあるように第三者視点からのノモンハン航空戦をまとめた本。戦闘序盤のソ連側の大損害→互いが飛行場攻撃による航空撃滅戦を行うがソ連が優位展開→消耗戦に至り戦力の集積でソ連側が圧倒する、という展開が見えてくる。ソ連側は予備戦力の集積、機材の更新を積極的に行い、戦術も柔軟に変更してくる。ソ連側が日本機が無線利用した編隊空中戦、酸素供給装置による高空での優位利用していると(どちらも装備してないのに!)過大評価しているのも興味深い。2011/01/20

purufeido

0
航空戦史というところを見逃していて地上戦についてよく知らないのにコッチよんでしまうという過ちを犯した。航空はぶっちゃけよくわからないんじゃー2013/05/05

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