内容説明
近代海軍建設に大きな影響を与えたマハンの理論が、なぜ冷戦終結とともに終焉を宣せられるのか?第二次大戦後の安全保障環境の変化をふまえて、マハンの今日的意義を再検証する。
目次
『海軍戦略』(緒論;史例と評論;基礎と原則;日露戦争の研究)
『海上権力史論』(シーパワーの構成要素;地理的位置;自然的形態;領土の広さ;人口;国民性;政府の性格)
解題 マハン戦略の現代的意義を問う(『海上権力史論』と『海軍戦略』;時代の背景とアルフレッド・T.マハン;マハンの今日的意義;なぜマハンなのか?)
著者等紹介
山内敏秀[ヤマウチトシヒデ]
防衛大学校教授(国防論教育室)。1948年生れ。1970年防衛大学校卒業、1996年青山学院大学国際政治経済学研究科修了。1988年潜水艦艦長、1992年海上自衛隊幹部学校教官、1998年防衛大学校助教授(海上防衛学教室)
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