戦争論 レクラム版

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  • サイズ B6判/ページ数 417,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784829502983
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0031

内容説明

“戦争は他の手段をもってする政策の継続にすぎない”画期的な新訳でよみがえった偉大な古典!冷戦後なおも混迷の度を深める国際社会の理解に、現代のマネジメントの指針にもなる戦略理論書として現代人必読の書。

目次

第1編 戦争の本質について
第2編 戦争の理論について
第3編 戦略一般
第4編 戦闘
第5編 戦闘力
第6編 防御
第7編 攻撃
第8篇 戦争計画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

著者の生き様を学ぶ庵さん

41
シンガポール・マレーシアで読んできました。戦争学者とは一線を画す職業軍人クラウセヴィッツが戦略・戦術を含めた戦争学・戦史を理論化した本です。一読した程度では全く理解不能でした。士官学校の校長という閑職に追いやられ、時間をかけて本書を分かりやすく書こうとしたようですが、一般読者向けではないので、読者側が著者にかなり歩み寄る必要があります。軍事的天才、防御、攻撃の章が部分的に多少分かりやすいので、そこを手掛かりに再読します(たぶん)。2016/10/07

読書ニスタ

33
「戦争に関して、我々の祖国の名誉と安全を託しうるのは、創造的であるよりもむしろ精致な思慮に富む人物、一途にあるものを追求するよりもむしろ大勢を包括的に把握する人物、熱しやすいよりもむしろ冷静な人物である」 今日彼が想定する戦場がどの程度あり、私たちの生活に役立ちうるのか。企業間の争いがマーケティングに置き換わり、大国の争いは1サラリーマンの日常にダウンサイジングされた今日、クラウゼビッツが言うように、戦争論を支えるものは、包括的な知力である。過去の分析、肉体、人脈、場の冷静な読みと判断、そして勇気である。2020/02/09

Miyoshi Hirotaka

29
酒を飲んで仲良くなろうとか、9条を守っている限り安全とか、戦争を過度に単純化するのは、リテラシーの低さを示すものでしかない。戦争は為政者の気まぐれではなく、緻密な計画の下、国家レベルの意思決定により行われる実力行使。核兵器が使用されて以来、兵器の性能のような技術的側面に関する議論に偏りがちで、政治と軍事の関係や政府、軍隊、社会などの相互関係については軽視されがち。戦車も飛行機もない19世紀前半に書かれた戦争論の名著は今でも新鮮。戦争という複雑な社会現象が深く分析され、論理的にかつ体系的に説明されている。2015/10/04

ミヒャエル・安吾

9
「戦争とは何か」という考察から始まる評論。でも正直一般人は第一編の戦争の本質について、と第二編の戦争の理論について、までで良い気がする。2017/06/25

南雲吾朗

8
かなり前に読んだ本。ミシェル・ウェルベックの服従を読んでいる時に文中にこの「戦争論」が出てきた為、「あっ、読んだ事ある。」と思い出したので登録。読んだのが高校の終わりか、大学の最初の頃だったので、あまり良く理解できなかった。再読の必要があると今さらながら痛感した。

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