内容説明
「―魔女が帰ってきた」その言葉を最後に福井伸也が殺された。腕と心臓を切り落とされて…。伸也のメッセージを聞いた永田路洋は、町で起きている殺人事件と幼い頃の忌まわしい記憶との関係に恐怖する。―あの時の“魔女”が生きている?現実と仮想の狭間から浮かび上がる少年少女たちの、哀しい歪んだ生き方…。鮮やかな筆致で描き出される幻想ミステリー。
著者等紹介
小林めぐみ[コバヤシメグミ]
高校時代に書いた『ねこたま』が第2回ファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、同作品にてデビュー。瑞々しい感性と、幻想的な世界観と、科学に対する深い愛が混じり合う不思議な作風で、ファンを魅了し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こっぺ
1
結局何だったのかな、と。話はどんどん意外な方向に広がっていきます。【図】2010/11/28
takuchan
0
終わったみたいなんだけど、なんもわからないままだったよー。記憶の曖昧さと人の在りようが恐いと言うか、気持ち悪いというか。いや。2012/11/14
123456789wanko
0
著者久しぶりのホラー。すごいモヤモヤする。気持ち悪い。2011/01/12
橘なつき
0
ミステリのように明白な謎解きを求めてる人は何じゃこりゃ!って言いたくなるんじゃないかなあ…。現実と非現実が曖昧な不思議さが好きな人には面白いかと。2010/05/08
えのんこ
0
表紙の絵の水彩のように、現実と幻の境界線が滲んでぼやけてぐにゃぐにゃしながら読んだ。ラストが印象的。4年で人間ってそんなに老いるのかな。2010/04/26