俳句発見

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784829175583
  • NDC分類 911.304
  • Cコード C0092

内容説明

俳句はこわばりを解きほぐす庶民の文芸。面白く活力ある俳句のためにいま欠けているものは何か。俳人、論客にして子規・漱石研究の第一人者が、俳句の基礎的方法から俳人の条件まで、俳句を新しく開く手がかりを具体的に説く平成俳句入門の書。

目次

俳句の根っこ
現代俳句論―三つの視点から
俳句レッスン十講
急変と急落―川上弘美の俳句を楽しむ
方法の自覚
難解という毒
子規から百年
こだわる俳人
子規、誓子、そして…
山口誓子の方法〔ほか〕

著者等紹介

坪内稔典[ツボウチトシノリ]
1944年、愛媛県に生まれる。現在、仏教大学文学部教授、俳句グループ「船団の会」代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

15
坪内稔典はいわゆる俳句業界(俳人協会のようなもの)に属さないので言いたいことを言うので、面白い。敵も多そうだけど共感することは多々あり。最近は俳句のガーデニング化が顕著であり、それは結社の俳人やTVで活躍する俳人はゴルフのレッスン・プロのように俳句の上手い俳人を育てるが、その枠内にとどまる菊作り(桑原武夫の第二芸術論の喩え)には長けているが「破格の俳句」は少ないという。それは俳句界の中の注目にしかすぎず、芭蕉や子規のような改革者が出ない構造になっている(レッスンプロによるガーデニング俳句化)。2023/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/25734
  • ご注意事項