富士見ミステリー文庫 待ってて、藤森くん！

壱乗寺 かるた【著】

富士見書房（2006/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 245p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829163580
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

藤森里見は待っていた。十年前、再会を誓った初恋の少女を、約束の日、約束の場所で、ただひたすら。しかし少女は現れず、待ちぼうけをくらった里見は肺炎をこじらせ一ヶ月遅れで高校に入学することに。男女比率１：９、絶大な権力を有する生徒会が存在する、私立弥生坂高等学校。元気で世話焼きな幼なじみの吉野と共に、生徒会主導の朝礼に臨んだ里見は、“三月の姫君”と呼ばれる生徒会長の指先に、十年前のさよならの時、少女に渡したオモチャの指輪を見つける。「見つけた―！」“三月の姫君”が初恋の少女と確信した里見は、制止する吉野を振り切り生徒会長に駆け寄るが、生徒会執行部“三人官女”の手によりあえなく阻止されてしまう。呆然とする里見に知らされる、弥生坂高等学校の不可思議な制度―。「里見君は、『弥生坂下克上』を知ってるかい？」学園メモリアルラブコメディ登場。

著者等紹介

壱乗寺かるた［イチジョウジカルタ］
鳥取県在住。第三回富士見ヤングミステリー大賞、井上雅彦賞受賞の「さよならトロイメライ」シリーズでデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[schizophonic]

富士見ミステリー文庫では少なくない完全ラブコメ・シリーズ。ただ、この1作目だけは、「まったくの素人である主人公が ボクシングでインターハイ出場の実力を持つ経験者をどうやって倒すのか？」というあたりが、なかなかどうしてミステリしてるじゃんという内容になっております。

2013/04/17

[524]

☆８ あれ？こんなに面白そうな作品だったっけ？と思うくらい長い間積んでたので前半の内容が思い出せない。たぶん幼馴染との約束がキーだとは思うが…。続きを読んでみたいが富士ミスじゃ入手できそうにないなあ

2011/06/28

[シュタインズ]

なんやかんやで面白いと思う。2巻目に期待

2011/02/01

[ナンナル]

えっと、冒頭のシーンの意味は？　えっと、少しぐらい明かしてくださいよ。いつのまにかボクシングになっているし、不自然な流れはちゃんと理由があっていいけれど、キャラみせだけで終わったのがなんとも。ちょっといただけないな。

2010/12/08

[永山祐介]

凄く面白かったんだけど、「十年前に再会の約束をした女の子にもう一度会いたい」って設定は実はどうでも良かったんじゃ、という気が（苦笑）。

2006/07/07