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内容説明
特別なハレの日。祭りの日。今日だけは、人間もマガイモノも関係なく騒ぎ浮かれる宴の始まり!なんだけど…。「遅刻、遅刻、ちこくです―!」人工精霊の少女ヒャッカの叫び声が、土埃と共に青い空に飲み込まれていく。「昨日シスターと約束したのに!」殺気だったヒャッカに、ぐーたら館長レクトはへらへらと笑って見せる。「大丈夫、孤児院だったらすぐそこだ」レクトの孤児院時代の恩師にそそのかされ、チャリティーバザーに参加することになったヒャッカたち。会員を増やす絶好のチャンス!と意気込むが、その直後、赤い童話『DDD』がケリポットから盗まれてしまい!?帰る場所を失った者と赤い童話DDD。二つの鍵が出会った時、一つの扉が開かれる。その先にあるのは、希望か?それとも絶望か?異端者達が踊る、シリーズ第三弾。
著者等紹介
上田志岐[ウエダシキ]
1979年2月9日長野県生まれ。第二回富士見ヤングミステリー大賞竹河聖賞受賞作、『ぐるぐる渦巻きの名探偵』で小説家デビューを飾る。『イレギュラーズ・パラダイス』シリーズで第六回龍皇杯を獲得
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