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内容説明
その日は、とても晴れていた。霊元魔夜美は、ご機嫌だった。霊元魔夜美は貧乏だったが、今日はバイト先でお客さんがチップを弾んでくれた。(これで水じゃなくて紅茶が飲める!)しかしうかれる魔夜美が目にしたのはブルドーザーで破壊される一軒の家。「あ、あたしん家だ―!」陰険な都知事の陰謀により、父親の死後、唯一残った財産の家を壊された魔夜美。着の身着のまま街を彷徨ううち、一人の男と遭遇する。「あんたセンスあるよ。グリフトセンスってやつ」新都心名うての詐術師煉四郎。差し出されたその手を取った時、魔夜美の“悪党への道”は開かれた!?詐術師、罪喰師、モグリの医者。出会う奴らはどいつもこいつも嘘つきばかり。あやしい奴らが跋扈する人工都市・新都心で、魔夜美の新たな生活が始まった!嘘つきな奴らがつく数多の嘘。つき続ければ嘘はやがて真実になる?嘘つきが踊るコンフィデンシャル・ストーリー。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
「ホビー・データ」を経て、現在ゲーム製作集団「Aチーム」主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。