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内容説明
昭和30年。高度成長の波にのり、TV、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器ともてはやされた時代。東京、渋谷。「ちょっと、どういうことよ、これ!」東京社会新聞社の前で、麻衣子のうろたえた声が響き渡った。呆然とするその目の前には、“はいぎょーしました。よしなに”という下手くそな筆文字の書き置き。「黙って出て行くなんて!!」遊馬はうめき、ドンとデスクを拳で殴りつけた。―東京タブロイド、廃刊!?オカルト新聞「東京タブロイド」の少年記者・天瑞遊馬と相棒の聖麻衣子、飛鳥昭奈は、取材先から帰ってきたその日、タブロイド廃刊と編集長たちの失踪を知る。生活のため大手新聞「東西新聞社」の記者として働くことになった遊馬は、池袋で起きた悪魔崇拝の事件を追ううち、一冊の奇書の存在に突き当たる。一読した人間の狂気を呼び覚ますというその本。やがて遊馬は、その本が叔父と麻衣子の父の死に関わる秘密結社ロッジ絡みと知り、ロッジの中心部に近づいていくが!?昭和30年の東京を舞台に繰り広げられる少年冒険活劇、いよいよクライマックス。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
「ホビー・データ」を経て現在ゲーム製作集団「Aチーム」主宰。ゲームコンテンツ製作の傍ら執筆活動を開始。「東京タブロイド」シリーズがデビュー作となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。