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内容説明
深夜の地下道。人影もない闇に二体の悪魔が踊る。「強い。格が違う」景は全身に冷や汗を浮かべた。全力で闘っている…はずなのに。甲斐の鮫は、余力を残し遊ぶようにその闇洋を泳ぐ。負けるわけにはいかない。景は、心に強く思った。後に、悪魔使いの間で伝説のように語られる景と甲斐の対決の一夜が過ぎゆく…。葛根市で自らの意志を持ち相まみえる人々―景、梓、千絵、茜、水原、甲斐。そして三人のBたち。ひとつの終焉を迎えようとする未来。そこへ続く戦士たちの決意と出会いが、いま語られる。待望の短編集第二弾。
著者等紹介
あざの耕平[アザノコウヘイ]
第九回ファンタジア長編小説大賞出身。’99年1月「ブートレガース神仙酒コンチェルト」(富士見ファンタジア文庫)にてデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U
4
再読。しょんぼり鬱っちゃう甲斐さんが妙に可愛げある(笑)。ふたりのテンションの差が楽しい。おばけに怯えまくる景ちゃん。水原と心情的にパートナーになっていく過程がいいな。そして元凶たる彼らの昔話にワクワクしました。メェってwwww2014/11/10
真林
1
前がウィザード誕生を描いたならば、今回はウィザード大成までの流れを描いたもの。相棒となる水原との活躍、甲斐との接敵。悪魔戦が多彩で、これはいい本編補完でした。また敵側の誕生秘話も。多視点から物語を見る、短編集ならではの試みがなされていました。2014/04/25
種蔵珪也
1
短編集、本作の前身も掲載。景と水原がコンビになる前の話、お互いに力量見きわめあってるのが分かる。Cのラインは人ずいぶん入れ替わってたのか。甲斐と景の初戦闘、負けたっていうのは実際の戦いにおいてだけじゃない。夜道と同胞は少し繋がっている。水原兄がいる時期だから本編より相当前か、女王が誕生する前の話。Bラインの繋がりが見れる、最終戦に向けて一通りの土台は整ったか感じがする。ここにどんな王国を建ててくれるのか楽しみ。2013/11/17
なのかー
1
表紙の三人の話が○。互いが互いを好敵手として認める間に、漁夫の利を狙う奴が割り込んできたらそら燃えるよね2009/07/09
kingjing
0
ラノベでは一番のお気に入り。