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出版社内容情報
うわべだけの友人関係に疲れた中学生・香緒里。フラワーショップ「レンテンローズ」に立ち寄ったそのときから彼女の運命は変わりはじめる。謎の存在・アカンサスが人の心に巣くう闇を刈る――幻想ミステリー登場!
内容説明
誰もが心の中に、人に言えない闇を抱えている。なぜ人は、自分を偽り、暗い想いを育ててしまうのだろうか―。うわべだけの友人関係を作り孤独を愛する中学生・香織里。彼女の運命は、見慣れぬ花屋“レンテンローズ”に足を踏み入れた時から変わり始める。運命に翻弄され、心の迷路に入り込む香織里。だが真実を掴みかけたとき、目の前に闇の存在アカンサスが現れ、彼女の内に巣くう影を浮かび上がらせる。アカンサスの目的とは?そして、香織里の心の行方は?静寂の時を越え、漆黒に佇むアカンサスが人の心に宿る闇を狩る、珠玉の幻想推理譚。
著者等紹介
太田忠司[オオタタダシ]
名古屋市在住。代表作に、映画化された『新宿少年探偵団シリーズ』(講談社)や、『狩野俊介シリーズ』(徳間書店)、『霞田志郎シリーズ』(祥伝社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
7
内容(「BOOK」データベースより) うわべだけの友人関係を作り孤独を愛する中学生・香織里。彼女の運命は、見慣れぬ花屋“レンテンローズ”に足を踏み入れた時から変わり始める。運命に翻弄され、心の迷路に入り込む香織里。だが真実を掴みかけたとき、目の前に闇の存在アカンサスが現れ、彼女の内に巣くう影を浮かび上がらせる。アカンサスの目的とは?そして、香織里の心の行方は?静寂の時を越え、漆黒に佇むアカンサスが人の心に宿る闇を狩る 2009/06/04
永山祐介
2
謎を解くことよりも、事件に対する人の葛藤とか悩みとか、そういう方に重点がある気がする。読みやすいし、結構好み。2002/05/28
chat noir
2
著者にしては珍しい、不思議路線のミステリ。中編2話構成なので読みやすい。不思議や謎はすぐ近くにあって、実は狩られていたりして…。まったく元通りとはいかなくとも、前向きになった登場人物たちにほっとした。2010/04/03
schizophonic
1
いまどきなかなか類がないほど、実直に本格推理に取り組んでいる。手がかりを地道に検証し、結論にたどり着くまでの過程は、実に丁寧なのだが、それにも増して印象的なのは、犯人の犯行にいたるまでの心理や、昏い結末だったりする。2013/05/09
のぞみん★
1
最初は戻ってやり直せる話かと思いきや、そうでもなく‥悪(?)が悪を刈る不思議なお話し。ちゃんと内容も凝ってて、思わず読み進めちゃいます★2011/12/12