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内容説明
パソコンゲームマガジン、月刊コンプティークにて、’87年10月号から始まり、現在も大好評連載中の「クロちゃんのRPG千夜一夜」の第1巻目としてまとめたのが本書。前作の『クロちゃんのRPG見聞録』も非常に好評で、本書はそれに続く著者、黒田幸弘氏のためになる面白RPGエッセーの第2弾。本書は、前作に優るとも劣らない著者の豊富なRPG体験や、広汎な知識を背景にしたおかしなエピソードがいっぱい。
目次
第1章 まずはウォームアップ
第2章 時の流れに身をまかせェー
第3章 神様、お願い!
第4章 俺はさすらいのギャンブラー
第5章 王様も楽じゃない
第6章 迷宮への招待
第7章 RPG五つの教訓
第8章 波濤を越えて何千里
第9章 光り輝くキャラクターたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HiroNuma7
14
87年に連載されていたRPGエッセイ集です。当時のゲームと言えば、ファミコン。まだまだマシンパワーが非力だったため、人の想像力を形にすることができなかった時代に、テーブルトークRPGというジャンルは、魅力的なジャンルだったんでしょうね。内容は、「クロちゃんのRPG見聞録」に引き続き、RPGのプレイエピソードを面白おかしく紹介しています。TVゲームにはない、自由な発想で展開される話は、どこか大喜利をみているようでした。2017/05/22
ぷるっちょ
10
【20数年ぶりに再読】紹介されているPCゲームの機種が9801で記録媒体がフロッピーディスク、そしてフロッピーディスク四枚使用で大作ゲームとされているあたりに時代を感じる。後、作者のTRPG体験談でドラゴンが敵として出てくる場所が洞窟に限定されていて近接戦オンリーになっているけれども、D&Dでも第三版以降はドラゴンは『空を飛びヒット&ウェイでドラゴンブレス』が常道なんだよな。2019/05/07
てんぱい
3
世界の言い伝えや神話を交え、解りやすくそして面白くRPGの醍醐味を伝えている本書。『それ、復活の呪文だ、くらえっ!!』は笑った。2013/09/11
barcarola
2
「見聞録」と同じく「参考資料編」が良い。ここでの紹介をきっかけに読んだ本もいくつか。2015/01/01
りいな
1
TRPGが作ってみたいと知人に話したところ貸してくれた本。テーブルトークRPGを楽しむプレイヤー・GMのエピソードから、シナリオを介した人間の営みの面白さにわくわくさせられるばかりでなく...クロちゃんの持ち出すファンタジーな参考文献の数々に心惹かれました。こんな風にたくさんの世界を自分の中に蓄えたいなと思えました。2022/12/11