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内容説明
胸に緑宝石が埋め込まれた謎の男、ベレム。タニスたちの前にふたたび姿を現した彼の秘密をめぐり、クリンの地を揺るがしつつある戦乱は、また新たな局面をむかえる。そして、その最中、レイストリンの抱く暗い野望は、双子の兄キャラモンの心に深い傷を残さずにはいなかった。一方、スターム亡きあと、ローラナはソラムニア騎士団の将軍となり、パランサス防衛の任に就く。〈誓い〉が解け、戦列に加わった善竜たちの助力を得て、騎士団はドラコニアン軍を相手に連戦連勝をかさねる。これで戦局は一気に好転するものと、誰もが考えたのだが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
183
第5巻は”銀竜(シルバー・ドラゴン)”。4巻までは”邪竜(悪に使えるドラゴンたち)”を本の題名になっていたが、本巻から”善竜”たちが題名になる。善竜たちのネーミングは基本的に金属系の名前。”金竜(ゴールド・ドラゴン)”とか”銅竜(カッパー・ドラゴン)”や”青銅竜(ブロンズ・ドラゴン)”など…… 但しそれぞれの固有の能力については本シリーズでは語られていない。因みに邪竜の親玉は”暗黒竜(5つの頭を持つ竜で、それそれ色が違い、赤・黒・緑・青・白で、各々に固有の能力を持つ)”で”タキシス”という。2018/10/12
てんぱい
5
いよいよ物語が大きくなってきて佳境へ入ってきたかな。2015/07/11
そら
5
鍵となる緑宝石の男。 レイストリンの野望。 善竜の復活。面白過ぎて止まりません~2014/04/06
ホームズ
5
野望に向けて動き出したレイストがいいですね(笑)次の『伝説』にもつながっていく物語。それにソス卿の登場なども(笑)善竜も登場してきて物語もクライマックスに向けて大きく動き出した感じ(笑)ギルサナスの物語も読んでみたいな~(笑)『英雄伝』に短編なかったかな~。2009/05/05
紺
4
ローラナ達と別れたタニス一行はイスタルの鮮血海に巻き込まれ窮地に立たされる。その際にレイストリンは自らの野望のために姿を消す。 この作品は英雄としてのローラナ、ドラゴン卿に翻弄されるタニスと両極端に描かれている。ドラゴン卿に良いようにされるタニスの情けないこと・・・ 戦況はギルサナルが善竜を説得し、地上で暴れるドラゴン軍を打ち破るために動き出し、戦況がひっくり返る。 ちょっと話が広がりすぎているような気が・・・、もちろん個人的な感想で、ジャンル的に世界を巻き込む事件を扱ってきているのは分かっているのですが2011/06/10