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内容説明
ドラゴン軍の勢力が高まり、アンサロン大陸の厳しい冬がよりいっそう荒涼とするなか、シルヴァラが鍛治屋テロスに授けたドラゴンを倒す武器ランスの製造が唯一の心強い味方となった。また、南北に分かれた冒険者たち一行は、それぞれドラゴン・オーブを手に入れ、一路パランサスをめざす。だが、折悪しくパランサス防衛の要所〈大司教の塔〉に強敵ドラゴン軍の進撃が伝えられ、スタームに危機が迫る!補給路を断たれ孤立するなか、ローラナを助けるために単身でドラゴン卿に挑むスタームの生死やいかに!?分断された冒険者たちは、無事めぐり合うことができるのだろうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
177
第4巻は青竜(ブルー・ドラゴン)。青いウロコを持ち、口から稲妻(ライトニング・ブレス)を吐く。敵の女将軍・ドラゴン卿であり、主人公タニスの元恋人、双子(キャラモン&レイストリン)の姉キティアラが騎乗している。2018/09/17
そら
6
魔術師レイストリンの予言通り、あの方がドラゴンとの戦いで亡くなる山場。 益々、面白くなってきた2014/04/01
ホームズ
6
バラバラになった仲間たち、スタームの運命が悲しかったけどやっぱりカッコいいですね(笑)好きなキャラクターの死は悲しいけど、その終わり方が良ければいいのかな(笑)これだけの危機に瀕しながらホワイトストーン会議や騎士団の中で争いなど・・・。キティアラの登場で物語も大きく動き出しさらに面白くなってきた感じですね(笑)2009/05/05
てんぱい
5
騎士団が形骸化してしまっていてどうしようもない。そしてここで彼が退場してしまうか。彼らしく華々しい最後だった。2015/07/11
紺
4
エルフとの戦闘を避け、一行を分散してソラムニアについたスタームは、 騎士が敵前逃亡をしたことにより訴えられ、騎士としての未来が閉ざされてしまったかに見えたが、グンター卿の計らいにより、騎士の名誉と大司教の塔の防衛を任されることになる。 典範によって騎士団が内部分裂していく中、スタームは騎士団の典範に歪みを見つけ、ただ掟のみに判断を委ねることを決める。 若い騎士団をまとめ一騎ドラゴンと対峙したスターム 彼はドラゴンと対峙したから英雄なのではなく、立場に関係なく騎士の掟を体現し続けたからこそ英雄なのだと思う2011/06/09