富士見ファンタジア文庫 これはゾンビですか？〈２〉そう、私は死を呼ぶもの

木村 心一【著】

富士見書房（2009/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829134054
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

あなたは火の粉を払えますか？自分の身に隣りかかる面倒事さえ処理し続ければ、それで万事うまくいく。俺は、世の中そんなもんだと思っていた。ところが、ゾンビで魔装少女になってしまった俺―相川歩に降りかかってきた火の粉は、ネクロマンサーのユー、魔装少女ハルナ、吸血忍者のセラだけじゃなかった。セラと敵対する吸血忍者の少女が現れ、もののはずみでキスしてしまったんだ。その子、友紀は同じ学校の生徒で、俺の嫁になるってー！？そればかりか妖怪は大量発生するわ、大先生から変な預かり物を頼まれるわ、次から次へと降りかかる災難。あーっ！払いきれねーっ。

著者等紹介

木村心一［キムラシンイチ］
１９８２年京都市生まれ。本作で第２０回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

自分を殺した京子を取り逃がした歩。しかし日常は変わりなく流れ、テストに追われる日々を過ごす。そしてセラと敵対する派閥の吸血忍者,トモノリと遭遇し物の弾みでキスをしてしまう。そんな中偽メガロが急増し、大先生からある預かり物を託される。それが何かは知らされていなかったため、それを巡り京子も現れ…。相変わらず軽いねｗノリもギャグも軽いからすぐ読めるｗ今回はアホのトモノリ登場。テンション高いアホだったｗギャグもとんこつシャワーとかエロメガネとかまぁアホだったｗやっぱりユーが可愛いｗｗそして続きもの。次巻に続く。

2012/04/19

[カッコー]

新キャラトモノリが可愛すぎる。純粋で、ちょっとアホっぽいところもたまらないし巨乳だし。嫁にしたい！ メガロがやたらと多く出てドタバタしていて整理しながら読むのが大変だった。ユーには寂しい顔をして欲しくないなー。

2014/01/10

[加賀ますず]

少し特殊なアユムの日常は束の間の平穏を迎え、そしてその穏やかさ故に崩壊を余儀なくされてしまう。アユムたちと一緒にいると楽しく思ってしまうユー。その感情の揺れによってアユムたちに様々な事件が同時多発的に起こってしまう。相手が自分を思って離れていくことを引き留めるのは、エゴといえるのか。ドタバタ喜劇の底にこういった人と人との繋がりのあやふやさに切り込んでいく深みがあるゆえに、妙に心に残る作品。

2022/06/01

[雨ヨ＠感想後まわし；]

ひゃふーｗトモノリ登場!ｱﾆﾒで一番かわいいと思ってたｷｬﾗです。しかし吸血忍者もユーがつくったとは…。つくづくユーの存在の大きさに驚かされる。だからこその最後の結果だよな。でも皆との暮らしは間違いなく楽しいものだったに違いない!がんばれ皆の衆!!

2013/01/29

[めもり。@社会人4年目]

評価<★★★★★>相変わらずの物語の構成。でも前巻よりかは分かりやすくなったと思います。しかしこの作品の良さは物語の構成などではなく！(小説として重要なポイントですが)逆にそこを逆手にとったハチャメチャなストーリーと、登場キャラたちの魅力だと思います。特にキャラは良いですね。ハルナ、ユー、セラはいうまでもなく、新キャラのトモノリも個人的には高得点です。ストーリーの方はとても気になる幕引きで、次巻への購買意欲を溜まらなくそそられてしまいます。早く続きよみたーーーいっ！

2012/06/30