富士見ファンタジア文庫<br> ソフィア、詠と絆と涙を抱いて―黄昏色の詠使い〈9〉

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富士見ファンタジア文庫
ソフィア、詠と絆と涙を抱いて―黄昏色の詠使い〈9〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829133811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「クルーエルがいなくなった時、あなたは一人で何ができる?」夜の競闘宮でシャオから問いかけられ、ネイトは立ちつくす。凱旋都市エンジュの永い夜は続いていた。“名詠式が存在する理想の世界”を目指し、繰り返されるミクヴァ鱗片を巡る戦い。鱗片の行方によって“残酷な純粋知性”―クルーエルの運命が、決まる。彼女が、世界から消えてしまうかもしれない―その事実を突きつけられ、ネイトは自分の中の想いを自覚する。「何にかえても、クルーエルさんを守る。だって彼女は僕の―」大切な人を見つけて、少年は決意を抱く。“君のもとへ続く詠。それを探す”召喚ファンタジー、物語はついに“世界”の核心へ。

著者等紹介

細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

19
再読。第二楽章完結編と同時に最終楽章始動。ネイトとクルーエルの選択、それぞれの戦闘も決着と壮大な物語もいよいよ終了へと近づいてきました。救いの無い選択を選ばなくてはいけないクルル、そんな彼女を救うという希望を忘れないネイト。1巻当初から比べると大きく成長した夜明け色はどのような結末をもたらすのか。そして否定を否定する虹色名詠のカインツ。勝者の王らしい素敵な色だな。彼とイブマリーの繋がりは最高ですね。ファウマも無事で良かった。エデンと繋がりのあるソフィアもここで登場か。2014/03/16

ユウ@八戸

13
ひさしぶりの再読一気読み。やっぱり終奏で泣いちゃう…イラストも相まって泣きっぱなしです。ここまでの流れで積み重ねてきたものがあるからこそ、詠を読んでるだけでボロボロ泣いちゃう……。2015/11/26

つみき

13
もう次で最後なんですね、ドキドキです。アマリリスにも幸せになって欲しかったんだけどなぁと思うものの、仕方ないんですよね。いい展開だったなぁ。ファウマのとこの決着のつき方に惚れ惚れしました。カインツかっこよい。悪戯っ子みたいなカインツがとても好きです。あと、ミラー先生さりげなくちょこちょこ出てくるのが嬉しい(笑)2012/02/20

更紗

8
それぞれの戦いが一旦終了、というところでしょうか。 ファウマとカインツの名詠シーンがとにかく切なくて美しかったです。 クルーエルが消失した後も、彼女を取り戻すことしか考えていないネイトは本当に強い子です。 アマリリスのクルーエルへの思いも、すごく切なかった。 次でラスト。 彼等が、彼女たちが、どのような詠を奏でるのか楽しみです。2011/08/29

カインズ

7
【挫折と勝利】シャオとカインツの間で揺れるファウマの姿が印象的だった。戦いの後、彼女はどう生きるのだろうか。祓名民の道と感情の狭間で苦しむエイダも気になる。そんな中で強い覚悟を秘めたネイトの姿が輝いていた。2012/06/30

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